芋づるのはしっこ


元はと言えば数日前、ハイボール大人気のニュースの中で、
ウイスキーの原酒の話になり、
レポーターがシングルモルトを味見してるのを見て、
あたしにも飲ませろ!と思ったのがきっかけ。
掘れば何でも出てくるシノハラ酒蔵。
グレンリヴェット発見。

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しかもネットで調べたら、
これは1990年代前半までのボトリングで、
現在入手困難な値打ちものだとか。
ひゃー開けるのもったいない!と言いつつ、
ライブが終わったらゆっくりちびちびしよ。

スコットランドのシングルモルト、と言うと、
亡くなった作家の景山民夫さんを思い出す。
このひとはネッシーが好きで、
ネス湖にネッシーを探しに行った話をエッセイに書いていて、
ついでに本場のシングルモルトを存分に味わうということで、
読みながら、おおおなんてうまそうなんだ!と思った記憶がある。
酒蔵にはニッカの竹鶴もあって、
竹鶴は創業者の名前で、このひとはイギリス人の奥さんをもらって、
その奥さんの評伝を森瑤子さんが「望郷」という本に書いたんだった、
と不意に思い出したりした。

お酒もそうだけど、
きっと音楽や、映像や、書物も、
ただそれだけじゃなくて、
それに触れると色んなことがとりとめなく思い出されてくる、
芋づるのはしっこみたいなもんなんだろうなあ。

なーんてたわいもないこと考えながら、
ピアノの練習サボってるライブ前夜でありました。