三分咲き


110402

我が家のテラスから見える桜。
今日は夕方から友だちが来て、プチ花見の予定。

新年度4月に入って、ウチの息子3年生!
早いなあ〜
友だちんちにお泊まりに行ったり、
友だちのおばあちゃんにドラえもん映画に連れてってもらったり、
春休みを満喫中。
地震があったことくらいはたぶん覚えてると思うけど(笑)、
特に変わらず普段通りの毎日。

2011年、8歳の春を、
あとになってどんなふうに思い出すのかなあ。

震災、津波、そして原発事故。
今回のことで、おそらくあたしたちは子どもたちに、
ちょいとやっかいな負債を残してしまうことになる、と思う。
残念ながら、きれいな海や、水や、空気は、
残してあげられないかもしれない。
だったらせめて、うろたえたり騒いだりしない姿を、
記憶に残してあげたいと、あたしは思う。
みんなで力を合わせて、励まし合って、
困ってる人たちのために頑張ったんだよって、
いつか話してあげたい。
そして、
でもホントは結構こわかったんだよお、とこっそり打ち明けたい。

もともと世界はきれいなものだけで出来ていないし、
いい人ばっかいるわけじゃない。
リスク、ということで言えば、
交通事故だって通り魔だって病気だって、
今までも、これからも、ある。
だからと言って家に閉じ込めて育てるわけにいかないのが、子ども。
確率は等しくイーヴンで、
あとはそれぞれの運の強さに賭けるしかない。
たくさん勉強して、
あっとびっくりなステキなものをたくさん作って、
みんなで工夫して、知恵を絞って、勇気を持って、
前を向いて生きて行ってねと、ただ、願う。
生まれた時代を嘆いたりせず、
そこに居合わせた意味を力に変えてねと、願う。

自分のことより、困ってる人のことを先にやりなさい。
正しいことを話すより、
正しいと思ったことを、黙って行動しなさい。
たったひとつだから、命は大事にして欲しいけど、
ここ一番で自分のことばっか考えて命を惜しむような、
みっともない男には、なるな。

自然には勝てない。
放射能にも勝てない。
でも、心の持ち方ひとつで、絶望には勝てる。
必ず、勝てる。
忘れないで。

進級、おめでとう!