聖なる酔っ払いのひとりごと


101207

透明な、ウイスキー。
加工されてない、混沌とした味。
四の五の言わない感じが好き。

酔っ払って、
次の日自問自答反省ザルとひどい二日酔いで済む程度に、
ちいさくバカをやってる分には、
酔っ払いってスバラシイんだけどなあ。

泣きたくなるほどきれいな夕陽に向かって乾杯する幸せ、
3時間歌ってカスカスのノドにつめたいビールを放り込む快感
ぎこちない心と心に橋を架けてくれたり、
眠れない夜に眠りのドアに灯をともしてくれたり、
そこにたどり着くまでの間、話し相手になってくれたり。

中島らもさんも言ってたけど、
行儀悪い飲み方するヤツが悪いんであって、
お酒に罪はない。

でももうこのひと、当分、もしかしたら一生、
おおっぴらに酒飲めないだろうなあ。
どんなにいい舞台を務めて、
充実感に叫び出しそうになっても、
ビール飲めないんだなあああ、かあいそうだなああ、と、
半分酔っ払って深夜のニュースで海老蔵会見をちらっと見て、
そんなことちらっと思って、すぐ忘れたのでありました。

ちいさくバカをやりながら(たまに中くらいもやりながら)、
一生楽しく酔っ払うもんね、あたしは。