春とピアノ


初めてデジタルピアノを買ったのはまだ10代のアマチュアの時。
KORGのSG-1Dというやつで、当時としては優秀だったと思う。
友だちの車に積んでもらってライブハウスにもよく持ってったりしたから、
すごく、戦友感があった。
デビューを挟んで17年使って、
メジャー6枚のアルバムの曲は全部このピアノで書いた。
その後ついにKORGの保守が力尽き、
YAMAHAのP-250に乗り換えて気づけば16年。
あちこちガタは来てるけど堅固なメーカー保守もあって、
まだまだ若いもんには負けんぞ、と元気な相棒。
去年春のO-WESTと秋のGARDENには、
よっこらしょ、と久々に出張っていただき、ステージをともにした。
25周年の節目に、このピアノも存分に祝福されるべきだ、と思ったから。

最近、ふと見かけたYAMAHAのCPシリーズ新作リリースのニュースに、
思いがけず揺れるココロ。
滅多に外には持っていかないし、
家で使うだけだからそんな最先端最新作じゃなくていいんだよなー
第一、P-250壊れたわけじゃないしなー

無理!と、すげなく却下する財布を横目でにらみつつ、
でも、新しいの欲しくなっちゃうのは、春だからでしょうか。
できるなら、できるだけいいやつ、欲しい。
次に買うとしたら、それはたぶん私にとって最後のピアノになるから。

そんなことつらつら思いつつ、
今年もまた421。
去年の今日は、29曲4時間半の宴。
あれから1年、シンガーソングライター篠原美也子、26歳になりました。

長さではなく、深さで、
高さではなく、激しさで、
会える人も、もう会えない人も、
歌とともにあってくれたすべての人たちに感謝します。

25周年の締めくくりは、来週。
平成に別れを告げつつ、
4/28青の時代、4/29風の時代、2日間のステージにて。
立ち見になりますが、2日間とも当日券出します。
ご希望の方は、開場時間にお越しくださいませ。

あれもこれも、準備がああああっ、というわけで、
尻 on fireのど真ん中ですが、ちいさくカンパイ。
ありがとう。心を込めて。