秋の漂泊


新幹線は乗ったらすぐ動かないとイヤで、
いつもギリギリに乗り込んで、
マネージャーやメーカースタッフをやきもきさせたなあ、など、
旅に出ると不意にそういうどうでもいいこと思い出したりする。
心には、非日常にしか反応しない部分がきっとあって、
日々のメリハリ大事だな、だからやっぱり旅は好きだな、と思う。

160928-1今回京都終わって移動して名古屋泊だったんだけど、
ホテルの部屋のお風呂にドボンと落とした。
完全水没久しぶり。

読むものないと不安だから、
いつもカバンに文庫一冊放り込んで行くんだけど、
なんでこの本選んだのかしら。
明治から昭和の文人への弔辞ばっか集めた本。
もう会えない人に向けて綴られた言葉たち。

SOLE CAFEは20周年のツアー以来3年ぶり。
相変わらずのあたたかい場所で、
着くといつも荷物を解きたくなる。
SOLD OUT。ぎゅっと集まってくれた皆さん、ありがとう。

京都も名古屋も去年の10月以来。
あの旅で、「本が出るよ」って、初めてお知らせしたのでした。

で、本の仕上げとツアーが丸かぶりして、
ほとんど正気を失っており、
旅の終わりの名古屋で、最後の曲どかーんと歌い終えて、
なぜか「サンキュー京都!!!」と叫ぶという大惨事になったわけで。

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本番手元のセットリストにもしっかり書いて、
今回は間違えなかったぞと。

最後の曲歌って、「サンキュー、、、」まで言った時の、
客席の皆さんの息を呑む表情が忘れられない(笑)
ありがとう、名古屋ありがとう。

発売以来ずっと「スポーツに恋して」を応援してくださっている、
ジュンク堂書店名古屋栄店にもようやくご挨拶に行けた。

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伝えたい気持ちがたくさんあって、
今回も結局かなり正気を失った2日間ではあったのだけど、
会いに来てくれた人たちに、伝わっていてくれたらいいな。
会えなかった人たちにも届いているといいな。
もう会えなくても、いまでも会いたいと思う人に、聴こえているといいな。

さよならはいつだって、ありがとうとセットだから、
またぜったい、会いに行くので。

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ワンマンライブツアー「秋の漂泊」

9.24(土)京都 SOLE CAFE
01.感情
02.きれい
03.月の河
04.前髪
05.祭りばやしが聞こえる(未発表)
06.心歌
07.Flags(未発表)
08.I know(未発表)
09.ひとり
10.Time will tell
11.流星の日

E.C
01.誰の様でもなく
02.向日葵(未発表)

9.25(日)名古屋 DREAM CUBE
01.イノセンス
02.月光
03.月の河
04.祭りばやしが聞こえる(未発表)
05.何もない
06.葉桜
07.心歌
08.Flags(未発表)
09.Last Quauter
10.ひとり
11.きれい

E.C
01.花束
02.満月

E.C2
01.流星の日