考える珍獣


160114もう何年も前に、お飾りとか全部やめて、
新しい年のお出迎えはこれ一発。
香りが良くて、まっすぐで、しかも丈夫。

すでに2週間経っておりますが(笑)
あけました。今年もどうぞよろしく。

1/9、O-SITEにて歌い初め。今年は早い始動。
「the Meeting〜シンガーソングライターと、出会う〜」
去年わりと早い時期に企画が立ち上がったにも関わらず、
何度も打ち合わせを重ねて、ああでもないこうでもないをくり返して、
(そのため告知発売がギリギリになってしまいました)
正直不安もたくさんあった中で蓋を開けたイベント。

このイベントについて、言葉で説明するのは難しい。
ゲストシンガーソングライターは男女2組ずつ。
登場して1曲、司会進行の私と坂本サトルくんとトークののち、
もう1曲。歌は、それぞれたったの2曲。

でも、お客さんからもスタッフからも、
「知らない歌でも全然飽きずに聴けた」「ものすごく歌が伝わった!」
という声のなんと多かったことか。

やりたかったのは、「考える」こと、そして「話す」こと。
一方的に発信するんじゃなくて、
当たり前だと思ってたことを、自分が好きなものを、嫌いなものを、
言葉にしてもらうということ。
「なぜ歌うのか」とか、硬い話じゃなくて、
ただ、自分のことを「考えて」「話す」こと。
だから、「シンガーソングライターと、出会う」
というサブタイトルをつけた。
お客さんはもちろん、
シンガーソングライターももういちど、
シンガーソングライターに出会うべきなんじゃないかと思いながら。

ゲストの皆さんも、新しい気持ちを感じながら、
たった2曲を大事に歌ってくれたと思う。
様子がわからない中参戦してくれた、
果敢なシンガーソングライターたちに改めて感謝しつつ。
私も話を聞きながら、発見があったり、勉強したり出来たなあ。

ひとりで喋り倒すのは何時間でもオッケー、でも、
ていねいに話を聞くというのは苦手な私にとっても、
これはとてもチャレンジ企画だったけど、
サトルくんの懐の深いアシストに助けられて、
ものすごく充実した時間を過ごすことが出来た。

「シンガーソングライターって、なんだろう?」
というとてもシンプルな問い。
答えはシンガーソングライターの数だけあって、
でも、シンガーソングライターにとって、
一生かけて考えていく価値のある問いじゃないかな。
それは歌を伝えることに絶対つながっているはずで、
その姿は歌とともにお客さんに見ていただく価値があるんじゃないかな。

そんなことを思いながら、
もっともっといろんな人に話を聞いてみたいなとワクワクしながら、
もっともっと上手に話を聞けるようになりたいなと思いながら、
この言葉では説明出来ないイベントを育てていけるといいなと思ってます。

ただ楽器を持って、歌を作って歌うだけじゃない。
シンガーソングライターは「考える珍獣」。
見た人は絶対得したよ、と自信持って言えるイベントになったと、
ささやかに自負してます。
もっともっとたくさんの人に見て欲しい。
次、をお知らせ出来ますように。

そして真冬の九州、
明日正午よりSTOREにてチケット先行スタートですよ!
https://www.room493.com/archives/3989