くりかえさない


8月6日広島、9日長崎、明日は8月15日、ということで、ニッポンの夏、です。

もう二度と、決して、ノーモア。
毎年この時期に多く見かけるフレーズ。

あの惨禍をくりかえしてはいけない。それはもちろんその通りだ。

長引くロシアのウクライナ侵攻。
始まってしまった戦争をどうやって終わらせるか、という主旨の記事を読んだ。
本題とはずれるけど、引っかかった言葉。

「日本は、戦争終結に失敗した国」
なぜなら「敗北が決定的になったあとも絶望的な戦いを続けてしまった」から。

南方で甲斐のない死が積み重ねられ、沖縄がめちゃくちゃになり、
若い人が飛行機ごと突っ込むような作戦が始まり、
広島と長崎に新型爆弾が投下され。

そこまでしないとやめられなかった戦争って、一体なんなのか。
「カミカゼ」みたいな精神論でそれを続けた、続けさせてしまった責任は、誰のものか。
見て見ぬ振りをを許してきたのは誰なのか。
あれから77年経って、あらためてそれを突きつけられているように思うのは、気のせいか。

ほんとうに、くりかえしてはいけないことは、何なのか。
2022年、黙祷より、しっかり目を開けていたい夏です。