シンガーソングライター篠原美也子のオフィシャルウェブサイト

神宮の夜空

101012

無策で突っ込んだ連休。
雨上がりの日曜日。
息子、夏からゆる〜いサッカーチームに入ったので、
ホンモノを観に行くかと思ったけど、
近くで試合なし。
ふと神宮球場を検索。
ナイターでヤクルト対広島。
わーこの地味なカード(すいません!)ステキ!
というわけでレッツゴー。

外野自由席の当日券でのんびり、と思いきや、
着いてみると意外に(すいません!)わんさか人が。
どうやら神宮今季最終戦に飛び込んでしまったらしく、
ライト側(ヤクルト側)は立ち見でーす、と窓口のおねえさん。
ま、どっちでもいいし、とレフト側を購入、 いざ、中へ。
ウチの息子、初の生ボールパーク。

薄暗いゲートをくぐって、スタンドに出る瞬間が、好き。
光と風で胸がいっぱいになる、あの瞬間がとにかく好き。

スタンドに出るとカープ応援団で埋まってる客席。
とりあえず席を探そう、あ、あそこ空いてる、と座り、
落ち着いて改めて周りを見ると、
四方八方赤いユニフォーム率100%。
2、3列前には長々と横たわる応援旗。
その付近にはなにやら黒装束の人々。
も、もしやここはカープ応援団最ディープ席!?
黒装束は応援団の幹部!?
と気づいたところでチェンジ、カープの攻撃開始。
いきなり立ち上がるほぼ全員。
メガホンを打ち鳴らし、トランペットの音色勇ましく、
そして選手の名前をコールしながら立ったり座ったり。
(これが名高い「カープ・スクワット」とのちに知る)
とりあえず固まるあたしとダンナ。
息子だけが子供適応力を発揮し、
一緒に手拍子したり楽しそうに盛り上がってた。
あとで、赤ヘルメガホンも買ってもらってご機嫌。

さすがにここでは野球観戦と言うより応援団観戦になってしまう、
ということでポール側にすこし移動。
ユニフォーム率は高いけど、若干温度低めで、
ようやく腰を落ち着けて観戦開始。
知ってる選手が、
ヤクルト→青木、宮本 広島→栗原、嶋
くらいしかいなくて、
いやーずいぶん野球から離れちゃったんだなあとしみじみしたり、
ヤクルト、ユウキ投手、志田選手の引退登板、引退打席に遭遇して、
なんで泣いてんだろあたし、と思いながら感動しちゃったり、
試合後のホーム最終戦セレモニーも観られたし、
なんか通りすがりに居合わせただけなのに、
申し訳ないくらい楽しんでしまった。

神宮で野球観るのはたぶん10年ぶりくらいで、
父親の関係でドームのシーズンシートを時々もらってたので、
どっちかって言うと東京ドームの方がよく行ってたんだけど、
心の底から思った。
野球は屋外に限る。
なんでだろ? ドームの100倍野球観た感があった。

打ち揚ぐる ボールは高く雲に入りて 又落ち来る人の手の中に

野球好きだった正岡子規の俳句。
たぶん、あたしの中で野球って、
空とセットなんだな。
打ち上げたボールが夜空を渡るのを見て、思った。
だから、ドームより、絶対神宮。
また来年、来よう。
ぼろっちくていいから、改装なんてしないでね。


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