一夜明けて


一夜明けて、代表イレブンの面々は、どんな気分だろう。
お祭り騒ぎを見たら絶対腹立つから、
宇都宮徹壱さんのコラムだけ読んで、テレビは一切点けなかった。

昨日、レコーディング最終工程マスタリング。
本田選手のゴールはスタジオのテレビで見た。
歌の最後の支度をていねいにしてくれた辻さん、ありがとう。
アルバム出産に立ち会ってくれた宮崎くん、ありがとう。
一夜明けて、体バキバキで、朝起きるの泣くほどつらくて、
同じく朝からっきし弱い息子についつい八つ当たりして、
反省しつつ、販売元にマスターを届けてひと安心。
午後から、出来たばかりの音を聴きながら、
関係各位にお礼や業務連絡のメールを書いてたら、
突然どばーっと涙が出て、
出たらもう止まらなくて止まらなくて、
梅雨の晴れ間の陽差しが差し込む部屋でくたくたになるまで泣いた。
このたとえようもない淋しさこそが、
モノ作りの原点だと、あらためて染み入るように思った。

アルバム作りに関わってくれた多くの心あるひとたちに感謝。
その思いにふさわしいあたしでありたいです。
さあ、たくさんのひとに、届けよう!

息子が食品トレーで作った「パソコン」だって。
子どもって面白いこと考えるね。
その柔らかさを見習いつつ。
100615