駅の下り階段程度でもちょっとドキドキするくらい高いところが苦手なのですが、なぜか飛行機は大好き。
今回、よし両端まとめて行ったろか、と、札幌福岡を決めた時も、久しぶりに飛行機乗れてうれしいなあと思いつつ準備の日々でした。
どちらも往復窓際席ゲット。ずーっと窓に張り付いて、旅慣れてないって思われたかな、いいの、空も雲もはるかな緑も街も海も大好き。
冒頭の写真は、札幌から戻った夜の羽田上空。翼の向こうにお月さま。
見下ろすメガロポリスは、満天、でした。
6月29日、6年ぶりに北海道上陸。
滑走路混雑のためしばらく旋回したので、新千歳空港をまるっと目撃。
佐藤水産はどのへんかなあ、なんて思ったり(笑)


ゲートを出て、まずは胃袋その1。

くう、で歌うのは、2018年、25周年の秋以来。
集まってくれた皆さん、ありがとう。北海道以外のあちこちから遠征してくれた皆さんもありがとう。
まさかのTシャツ間に合わず!ほんとうに申し訳ない(滝汗)
くうのピアノはちょっと引っ込み思案で、リハではおとなしくて、本番になると目が覚めたみたいに歌い出す、というイメージだったんだけど、今回はリハから高らかに歌ってくれて、あとで聞いたら5年ほど前に買い替えたんだそうな。
でも、ずっしりと弾きごたえのある鍵盤のタッチは相変わらず。「やっぱり、鍵盤は重くないとね」と、店主の山本さん。イエス、わたしは重たい鍵盤が好きなので、新しい札幌の相棒、再会が楽しみだな。そして、あの引っ込み思案のピアノも、どこかでいまも誰かと歌っていてほしいなと願いつつ。
お客さんも、札幌は気持ちをいっぱい胸に抱えながら、どこか控えめな印象があったけど、久々の再会、いつになく会場が熱に満ちていたような(もはや思ったほど涼しくない札幌の気候のせいもあったか)。
ひとつひとつの歌に、皆さんの呼吸を感じながら歌いました。
静かだけど、さわるとびっくりするほど熱い。ああ、この緊張感だ、と思いながら。
あの頃の歌も、新しい歌も、お互いの、いま、の気持ちで共有できていたらいいな。
終演後、山本さんご夫妻と、日が暮れてようやく涼しくなったススキノでジンギスカン打ち上げ。
胃袋その2。優勝しました。

くうは、普段内外の高名なジャズミュージシャンもやってくるところなのに、なぜかわたしのがちゃがちゃのピアノを気に入ってくれている山本さん。
後半の新しい歌2曲がとても良かったよ!と言ってもらって、勇気百倍、うれしかったです。
〜〜〜
独唱2025〜JOURNEY〜
2025.6.29(日)札幌 くう
01.心のゆくえ
02.ありふれたグレイ
03.Keeping my step
04.遥かなる
05.サヨナラ
06.ライブハウスで会いましょう(未発表)
07.前夜〜Heavy Night〜
08.灰色の世代
09.淡々と(未発表)
10.熱狂(未発表)
11.願わくば
E.C
01.満月
02.ひとり
〜〜〜
翌日。胃袋その3。

すこし街を歩いて、久々に前を通りかかって。相変わらずちっちゃくてかわいかった。
デビューした頃、これの隣のカフェでよくイベンターやプロモーター諸氏と打ち合わせしたっけな。

そして今回の準メインイベント(謎)、エスコンフィールドへ。
試合がない日は出入自由。売店もやってるし、外野スタンドの一部に入って座れるし、見学ツアーに参加すればきつねダンスのおねえさんの案内でグラウンドにも降りられるし、なんというか、球場全体がエンタテインメント。試合もやってないのに、なんでこんなにワクワクしちゃうんだろう?と思いながら。
あちこちの壁画が素敵だったなあ。

よなよなエールエスコンフィールド店「そらとしば」、スタジアム限定醸造スタウト。
勝手に優勝。いやーここで野球見たいなあ!

わたしのつたない写真と言葉ではとてもお伝えし切れないので、機会があれば皆さんもぜひ。
こないだオールスター見ながらあらためて思ったけど、政治同様、ほんとうにもはや野球も巨人の時代ではないのだなあと。パ・リーグつええし。
日が暮れて、ついに空港にたどり着いてしまって、胃袋その4。ウニは初夏が旬なのです。

遅めの便にしたら、出発も到着も滑走路大混雑で40分遅れ。
でも、おかげでのんびり搭乗案内を待ちながら、さよなら札幌のカンパイできました。

あれからもう1ヶ月だなんて!信じられない!
札幌の高くて広い空を胸に、束の間息を整えて、旅は福岡に続きます。