Good Friend

恋人だったらこんな時は
夜明けまで抱きしめてあげるのに
強気の笑顔の裏側を
痛い程知りながら手を振った

ひとりになるまで痛みを見せない
あなたのそんなとこが好きだけど

何にも出来ないせつなさを
わかってよ時々は甘えてよ
誰かの悲しみにどうして誰もが
こんなにもこんなにも力が無い

仕方がないから溜め息つきながら
祈るみたいに夜空を見上げているだけ

今夜あなたの上に星が降るように
わずかな光が道を照らすように
あしたあなたの歩く空が晴れるように
悲しみの数だけ 喜びがあるように

恋人だったらすこしくらいは
わけ合える悲しみがあるのかな
恋人じゃないけど
You’re just a very good friend of mine
ここにいるただそれだけ気付いていて

何もかもひとりで抱え込まないで
自分を責めるように時には他人を責めていい
仕方のないことだけ口にする夜があっていい
わかってる お互いさま わかってる

どんな気持ちでもひとりずつのもの
痛みさえもそれぞれの宝ものだから

差しのべられた腕をふりほどきながら
それでも風の中を歩いて行く
あなたの背中に親指を立てる
誰かがいること忘れないでいて

今夜あなたの上に星が降るように
わずかな光が道を照らすように
あしたあなたの歩く空が晴れるように
悲しみの数だけ 喜びがあるように