雨の音で目が覚めた 午前三時
窓の向こうぼんやりと街のあかりがにじんで
背中向けて眠るあなたを見つめていたら急に
見知らぬ人のような気がして涙がこぼれてきた
なんでこんなにひとりなんだろう
こんなに近く なんて遠い背中
ひとりで生きる淋しさから抜け出したはずなのに
ふたりで生きる淋しさに今体中が悲鳴を上げてる
不意に声が聞きたくて肩に手を置いたけど
何て言おう この気持ち とても言葉に出来ない
午前三時に降る雨のよう
誰も知らない 心の軋む音
ひとりで生きる淋しさから逃げ出したわけじゃない
ふたりで生きる淋しさを確かに選んで歩き始めた
ひとりで生きる淋しさから逃げ出したわけじゃない
あなたと生きるこれからを確かにこの手で選んで
背中向けて眠るあなたにそっと体を寄せる
雨の音を聞きながら 呼吸を合わせて