極楽駅から見える月

いらいらして何もかもがモノクロの夜は
誰にも会わず部屋でひとりTVでも見ようか
ビール片手に寝転がってチャンネルを変えれば
色とりどりの時代の花 咲き誇っている

光あふれる画面越しに今日は誰の不幸ですか
This is a paradise station
悪者を作ってね 胸のすっとするような

きらきらしたはやりの歌 きれいでいいね
覚えやすくて 忘れやすい かりそめのLove Song
誰かがほら指をさすけど関係ないよね
明日になれば今度は指をさされているかも

したり顔で頷いても ペシミストを気取っても
This is a paradise station
気が付けば否応無く巻き込まれて踊ってる

永遠に終わらない満ち欠けを繰り返して
浮かれ出すこの街に今日もまた月が昇る

あきあきしてうんざりでも走り続けて行くだけ
数字のゼロ描くようにレールは果てしなく
欲望という夢を追いかけ息を切らしても
何でもあって 何にも無い ここはParadise station

浮世の夢ははかなくて また人は去り人は来る
This is a paradise station
代わりなら幾らでも用意されてるみたい

永遠に終わらない満ち欠けを繰り返して
うたかたのこの夜に今日もまた月が昇る

光あふれる闇の中で 行き先がわからなくて
This is a paradise station
淋しさを口に出せば誰も彼も逃げてく

はやらないよ今時そんな 誰もが笑っても
胸を張って愛を言える人になりたい

永遠に終わらない満ち欠けを繰り返して
うたかたのこの夜に今日もまた月が昇る
光あふれる闇の中を手探りで歩き出せば
頼りない足元をぼんやりと月が照らす
永遠に終わらない満ち欠けを繰り返して
うたかたのこの夜に今日もまた月が昇る
永遠に終わらない満ち欠けを繰り返して
うたかたのこの夜に今日もまた月が昇る