シンガーソングライター篠原美也子のオフィシャルウェブサイト

1030LOSSTIME150min.

10月30日、ヨコハマへ向かう第三京浜。
神さまが降りてきそうな空でした。

やはりと言うか、予想通りと言うか、期待に応えてと言うか、
どこが90分なんだよ!
と自分で自分にツッコミまくりの150分となった初の配信ワンマン「LOSSTIME 90min.」。

8月の「Piano colors.」で生配信を初体験して、
やっぱからっぽの客席って悪夢だな、淋しいなと思ったけど、
折しも、8月いっぱいで営業を終了した横浜O-SITEが、
Yokohama mint hallとして新たに出発することとなり
(実は夏の時点でもしかしたら、という話があったんだけど、
その時はまだ確率半々くらいの未確定だった)、
よし、長いお付き合いのお世話になった場所で、
私も新しいことやってみよう、とにかくいちどやってみよう、
というわけで、10月30日、誕生日の夜、歌って過ごすことを決めました。

春以降、心は揺れ続けたけど、
支えになったのは小曽根真さんの自宅ライブや、春風亭一之輔さん始め落語の配信。
そして、リスクを恐れず自分の主張を堂々と表明し、圧倒的な強さで全米を制したテニスの大坂なおみさん、
難しいコンディションの中、黙々と戦い、前人未到の全仏13回目の優勝を果たしたラファエル・ナダル。
体ひとつで表現すること。
どんなに状況が悪くてもベストを尽くすこと。
落ちて行きがちな気持ちをこらえて「それでもやる」と思えたのは、
見上げる彼ら彼女らの「いつもどおり」を目撃できたから。

だから、自分を叱咤激励しながらの私と、
このご時世このタイミングでライブハウスを新しくスタートさせるmint hall、
此の期に及んでそれでもやる同士、いいじゃない、と思った次第。

で、新曲のひとつは、ライブハウスの歌を書きました。
もうひとつは、いまの気持ちをつらつらと。
タイトルは「20201030」でもよかったかも。足跡なので。

新しい歌に追われつつセットリストを組みつつ、
本番が近づくにつれて「みんな喜んでくれるかなあ」と思いながら準備してました。
えーーっ何何何??? って感じで慌てちゃったことしか覚えてないんですが(笑)、
ものすごい初歩的なミスで最初の4曲無料配信してしまうという「やらかし」もあり、
やっぱ音ズレ困るよねえ、とか、
拍手なしで次の曲行くの難しいねえ、とか、
ラジオだと思って喋ろうと思ってたけどMCやっぱ暖簾に腕押しよねえ、とか、
相変わらず、なんでそこ? っていうとこ間違えるよねえ、とか、
いやーべんきょうになりました。
もろもろ不手際、あらためて心からおわびしつつ、
参戦してくれた皆さん、ほんとうにありがとうございました。
あとでコメント読んでちょっとうるっとしました。
ああ、みんな喜んでくれた、みたい、だなあって。

私はいわゆる正常化バイアスが強めにかかる方で、
たいていのことは「たいしたことないだろ」で済ませるタイプ。
まあそうでなけりゃ27年もこの商売やってこられなかったなあと思うし、
基本的に崖っぷちだらけだから、いちいち悲観したり用心深く備えたいタチだったら、
とっくに商売替えしてたと思う。
良く言えば楽観的、言い換えれば行き当たりばったりで遠くまで見える目を持たず、
現実逃避大好き、と言うことでもあるけれど。
ゆえに、今回のcovid-19についても、
春先のいろいろわからなかった時は仕方ないとしても、
現状は「たいしたことないだろ」と言って叱られるクチです。
でも、そういう自分の傾向を差し引いても、
すこし過剰なんじゃないの、と思っています。
ガラガラで入口開けっ放しのコンビニやスーパー、
100m先にひとり背中が見えるね、みたいな道でマスクとか、意味あるの?
結局、感染対策という名のアリバイ作りに狂奔してるだけなんじゃないの?
ウチは高校生がいるので、子どもたちが失ったものについてもリアル。
用心に越したことはないし、とりあえずみんながやってるようにやるしかない、
というのもわかるし、実際そうするより他ない。
でも、我々が失い続けているのは、ほんとうに妥当なの?
という気持ちを捨て切れずにいる。

だから何もしない、ではない。
ただそういう世の中の空気がとてもイヤ。
2020年11月現在のへそ曲がりの思い、です。

でも、自分も含めてみんな実は非常事態的非日常がそんなに嫌いじゃなかったりするのかな。
なんでもコロナのせいにできるからね。
ちょっとコロナのせいにし過ぎだよね。
言い訳がクセになってる。反省。

そろそろお客さんもすこしずつ入れながら、というライブも増えてきて、
一瞬それも考えたけど、
あれをしてくださいこれをしてください、
あれをしないでくださいこれをしないでください、
と言うのが嫌なので、やめました。
そんなこと言ってたら会えるのいつになるかわかんないよ!と叱られそうですが、
考えてみればたぶん私たちずっと、
見えるものより、見えないけどきっとそこにある、
というものを信じてやってきたように思う。
だから、信じて待ちましょう。正常化バイアス強めで。

ワンマンライブ「LOSSTIME 90min.」
2020.10.30(金)
Yokohama mint hall

一般道(11/13まで公開。どなたでもご覧になれます)
01 誰の様でもなく
02 Passing
03 月光
04 LIKE 17

有料道路(11/13まで公開。視聴チケット発売中)
05 ライブハウスで会いましょう(未発表)
06 それしきの(未発表)
07 HERO
08 極楽駅から見える月
09 逆光
10 S
11 愛している
12 満月
E.C
01 ひとり

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受付は11/13までとなります。


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