乾杯、そして月は満ちた


10/22仙台。

10/28大阪。

10/29名古屋。

そしてたどり着いた東京ファイナルは、
それまでの3本の分まで、というくらいの日本晴れ。
今年の次男坊「Lighthouse Keeper」お披露目ツアー、
最後はツアータイトルそのまま、満ちた月に見守られての夜でした。

雨も、月も、歌も、なるようになる、あるべき場所にたどり着く、
まるで最初から決まっていたみたいに。
本番前、渋谷のビルの陰に昇りかけた白丸を見ながら、
そんなふうに思いました。

田中一光、篠田達也、そして私。
「Lighthouse Keeper」は、3人から始まったアルバム。
このアルバムを作って、ツアーやって、
いろんなことがやっとかたちになってきた気がする。
何十年やってんだ!?って話だけど!時間かかり過ぎだけど!
ここまできてまた新しいことやってる、新しいことが始まってる、
でも歌うべき場所で歌うべき歌を歌ってる、と確信しながらの旅でした。
一光くん、篠ちゃん、私の最強の飛車角。ありがとう。

あちこちで首を長くして待っててくれた皆さん、
遠くから駆けつけてくれた皆さん、
一緒に旅をしてくれたツワモノの皆さん、
ファイナルではつい2回もアンコールしてしまう往生際の悪い皆さん。
会えたひとも、会えなかったひとも、
全部ひっくるめて、篠原美也子の旅でした。
よりにもよって台風、大雨、やっぱり人並みにへこんだし、弱気にもなったけど、
それこそ灯台の光のように、時折聞こえる声や、見える気持ちが、
どれほど私を支えたことか。
ありがとう、心から。

「Lighthouse Keeper」は、たくさんのひとに届くように、
いま準備をしています。
楽しみに待っててね。
聴いたよ、という方は、ぜひ気持ちを聞かせてね。

東京ファイナルは前売完売の満員御礼。
ぎゅっと狭い中、がんばって聴いてくれてありがとう。
立ち見になってしまった方、2時間半の長丁場、ありがとう。
ファイナルということで、
友だちや仲間たちも駆けつけてくれました。
みんな立ち見でごめんね!ありがとね!

次は皆さんばっちり座っていただけますのでご安心を。
次回ワンマンは来春、2018年4月21日(土)O-WESTにて。
ぴったり25周年の夜、お目にかかりましょう。

もしダブルアンコール来たらあれやろうねって、ちゃっかり練習してたので、
ま、おれたちも欲が深くて往生際が悪いんですが。
終わって楽屋に帰ったら泡物みっつ、用意されてました。
月は満ち、歌は満ち、そう思うそばからすでに欠け。
淋しくはないですか。
淋しくて死にそうだ。
だから、走るよ。

追伸
軽くネタバレになるかなと思ったので、
ひとつ前、大阪名古屋ご報告の記事には当初セットリスト入れませんでしたが、
ファイナル終わったのであらためて入れました。
「雨をたどって」ご覧くださいませ。

JOURNEY2017 autumn
「折しも今宵、月は満ちた」
11.3 SHIBUYA 7th Floor

01.雑草の流儀
02.カーラジオ
03.Stand and Fight
04.アスピリン
05.my old lover
06.ひとり
07.Time will tell
08.遥かなる
09.Flags
10.Fear
11.向日葵
12.月光

E.C
01.SWEET 20
02.秒針のビート
03.願わくば
04.S

E.C 2
01.満月