シンガーソングライター篠原美也子のオフィシャルウェブサイト

七夕3D

かれこれ40年以上東京に住んでるのに、乗り換えトラップにハマって、
羽田空港を目指したはずが気づいたら横浜、というありえない展開で始まった旅。
京浜急行おそるべし。

130708-1

翌朝は広島駅でバッグの中にコーヒー大流出、
浜松衣装含めお洋服が全部茶色くなるという大惨事もあり。

130708-2

この他にも語れば長い、旅のエピソード満載の広島・浜松シリーズでした。

幸い飛行機も遅れてセーフでたどり着いた羽田で、
関東甲信梅雨明けの一報を聞きつつ、
2年ぶりに降り立った広島は、蒸し風呂のような湿気に時々小雨の落ちる重たい曇り空。
前回は真冬の2月だったけど、
たぶん、
私はこの広島の独特な湿り気が肌に合うんだよな、と思った。
その熱は火ではなく、蒸気に似ていて、だから天気や季節に関係なく、
街も人も熱っぽいのに、いつもどこかしっとりと濡れている。
中心を大きな川が悠然と横切ってる感じも好き。
何の縁もないのに、なつかしい、広島。
楽座、満員御礼。
再会あり、出会いあり、
待っていてくれた皆さん、あちこちから駆けつけてくれた皆さん、ありがとう。
終演後は穴子のお刺身に悶絶し、竹原市の酒「龍勢」に恋をし、夜は更け。
楽座の石澤さんご夫妻、いつもあたたかいもてなしに感謝でいっぱいです。
また、甘えに行きますね。

浜松、という土地は、東京から近いこともあって、
ラジオとか、キャンペーンとか、訪れた回数は結構多いのだが、
きちんとライブをやるのは初めて、という不思議な土地。
そう、最後の晩餐は「鰻」に決めている私にとって、
浜松は長いこと、これ、でしたの。実写でどうぞ。

130708-3

うな茶、サイコー

どんより曇っていた広島から、東に向かうにつれて雲が切れ始め、
浜松は快晴、夏の陽射し。
初めてお世話になった窓枠カフェAOZORA。
名前の通り、カーテンを下ろしても光の射し込む会場で、
夕暮れと同時進行の浜松初ライブ。
折しも七夕。
夏が来た!とか、恋人たちが会えてよかった!みたいな歌がひとつもない私(笑)

ひとりで、頭の中で歌を考えていたりすると、
時々何もかもがしらじらしくてやりきれなくなる時がある。
しょーもないよ、しょーがないよ、薄っぺらいよ、どうせわかってるよ、みたいな。
それはたぶん、そういう時歌は2Dだからなんだなあ、と、ライブをやるとわかる。
歌は、書いて、声にして歌って、さらにそれを聴いてくれる人がいて、
はじめて3D、立体になり、歩いたり走ったり飛んだりする。
しらじらしくても、カッコ悪くても、多少つじつま合わなくても、
行動という手触りは伝わるものなのだ。
願いごとは、七夕の短冊に書くだけじゃ駄目で、
それを立体にするために、惜しまずに動かなきゃいけないんだよなと、
終演後ようやく暮れ切った浜松の街で、
生ビールと餃子をひっかけて新幹線に飛び乗り、
さすがにぎしぎし言い始めた体に、静岡県に敬意を表して焼酎緑茶割りを放り込みながら、
窓の外を流れる夜にステージの記憶を重ねつつ、思った。

上嶋さん始め、窓枠スタッフの皆さん、力になってくださったK-MIX久保田さん、
ありがとうございました。
そして、「浜松に来てくれてありがとう」と言ってくれた浜松の皆さん、ありがとう。
遠くから駆けつけてくれた初浜松の皆さん、ありがとう。

11本のツアーが、もう8本終わってしまった、ということに驚愕しつつ。
しばし息を整えたら、次は27日、ピンポイントの名古屋です。

篠原美也子tour2013夏「青をひとつ、あなたのもとへ」

7/6(土)広島 楽座
01. 風の背中
02. 青
03. M78
04. flower
05. 一輪
06. イノセンス
07. 誰の様でもなく
08. 満月
09. 秒針のビート
10. 願わくば
E.C 01. 名前の無い週末
E.C 02. ひとり

7/7(日)浜松 窓枠カフェAOZORA
01. Dear
02. ありふれたグレイ
03. 星に願いを
04. M78
05. Time will tell
06. LIKE 17
07. 誰の様でもなく
08. 光
09. Wing with Wind
10. 葉桜
E.C 01. 満月
E.C 02. ひとり

家にたどり着いて、
荷物をほどきながら、テニスウィンブルドン男子決勝をちらちら観戦。
アンディ・マレーが、地元イギリスの選手として77年ぶりの優勝。
いつも惜しいところまで行きながら、
自滅気味にコケて悔しくて死にそうになってるマレーを長いこと見て来たので、
やっと報われた姿を見て、うれしくて、じんとした。
もし、マレーと話が出来たら、
「日本では7月7日は七夕って言って、
いちねんにいちど、願いごとが叶ったり、願いごとをしたりする日なんだよ。
だから私は今日会いたかった人たちと会えたし、
あなたはついにウィンブルドンチャンピオンになれたんだと思うよ」
って、言ってやるのになあ、とか、思った。

うじうじ考えたり、紙に書いただけじゃ、スポーツにならない。
歌もそうだ。
人間だって、そうだ。
走ってこそ、歌ってこそ、
生きてこそ。

130708-4


14 Responses

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です