10年


121205

息子の、展覧会出品作品。
もはや、魔除けの域に達しております。

そんな息子、本日お誕生日で10歳になった。
最近では1/2成人式、とか言うそうな。
そうか、はたちの半分か。

2歳の春、初めて行った保育園のこととか、
生まれてから2歳半まで住んでた前の家のこととか、
ところどころは何となく覚えてるらしいけど、
最初の10年なんて誰しもそんなもんで、
立って歩けるようになって、自分で冷蔵庫開けられるようになって、
ようやく人間に近づいて来たね、みたいな感じで。

でもね、
こっから先の10年に起こることは、
きっと年を取っても結構覚えてると思うし、
そこで起こることの幾つかは、
あとで振り返った時、扉だったり、実は分かれ道だったりすると思うよ。
私の10代も、扉と、分かれ道、意識、無意識の選択に満ちあふれていた。
そして、17歳の時、大きな扉を開けた。

最初の10年を無事(かどうかわかんないけど)クリアして、
覚えてる10年が始まったこと、ほんとうにおめでとう。
痛みと逡巡と間違いに満ちた10代に、どうか幸あれ。
どんなに頼りない時代でも、時代のせいにせず、あなたの強さで生きなさい。
誰が何て言おうと、
おかしいと思ったら闘いなさい。

してあげられることはどんどんすくなくなる。
でも、ずっと、味方だから。応援してるから。

で、親業も10年。
一人前とはとても言えないけど、ちいさく、カンパイ。