彼らの時代


120711

図書館のリユース棚に置いてあったので、ありがたくいただいてきた。
グレートだなあ、図書館。

マグナム・フォト、40年のまとめ写真集。
キャパ、ブレッソン、エリオット・アーウィットも。
そうか、テレビが普及するまでは、報道写真は重要だったんだなあ。
ドキュメンタリーとアートとジャーナリズムの三つどもえ。
戦争を伝える美しい写真、って、とても矛盾してるけど、
半世紀以上を経てなお時代のポートレートとしていまもそれらがメッセージを放つのは、
一流のプロの署名入りの、覚悟のある美しさに満ちているからだと思う。

この先鋭的な写真家集団の創立メンバーのひとりで、
ベトナムで地雷を踏んで亡くなったキャパ。
いまや戦争はテレビやインターネットで生中継される時代ですよ、と言ったら、
どんな顔するだろ?なんて考えながら、
「ちょっとピンぼけ」を久々に読み返してみよう。

人間がいる場所はあの頃と大して変わってなくて、
でもそこに運ばれてくる情報の量は信じられないほど増えた。
居ながらにして知ることが出来ることの多さに、感謝しつつ、
ページをめくるように次々と流れ去って行くことが、淋しくもあり。

当面の問題は、
この分厚くて重たい本をどこに置くか、なのですが。