冬のスタジアム


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青過ぎ。

昔、この季節になると毎週のように、
秩父宮にラグビーを見に通っていて、
高く蹴り上げられたハイパントが冬のまっさおな空を横切るのを、
スタンドでうっとりと眺めては、
ラグビーは美しいスポーツだ、と涙ぐんだりしていた。
競技そのものはもちろん、
それを彩る色や、影や、匂いの記憶。
私にとってスポーツってそういうもので、
いまはなかなか現場には足を運べないけど、
一瞬で戻って行ける、みたいな感覚が常にある。

小学校のゆる〜いチームでサッカーやってる息子。
近所の小学校チームを集めたちいさな大会。
枯れた芝生、つめたい空気。
まっさおな空に響く声は秩父宮よりだいぶトーンが高かったけど(笑)
そこはあたしにとってはなつかしい、
そして心から愛してやまない冬のスタジアム、でした。

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