2001/4/7
大阪ミューズホール
大阪百歌vol.1
1.flower
2.HERO
3.前髪
4.ひとり
5.place
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From:らいーるさん( 4.11 0:12)
大阪百歌ライブレポ「新しい風が吹いた日」(謎)
<登場…待ってました!>
飲んで飲んで飲まれて飲んで…って、そんなぴったりな紹介を受けて美也子さん登場。客席からかかる「姉御〜!」の声。一曲目はなんだろう?客席に向かって一礼、ピアノの前に座って…間…
♪あぁ、どんなに時が流れても
繰り返す季節に咲く花のように…
響き渡る声、続くピアノは美也子さんの腕の動きそのままに、よどみなく流れ始める。さっきまでざわついていた会場が一瞬にして静まり返り、恐らくは客席の全員が彼女の世界に引き込まれていくのを感じる。体中にビリビリ振動が走る。圧倒的な迫力、存在感。ライブに来ている事を改めて実感する瞬間。あぁ、きてよかった。…やがて曲が終わり暗転していく中、深々と頭を…ゴン。お約束ですか?
<MC1>
明けて、記念すべき第一声「見えちゃった?」、見えましたともさ(笑)。大阪での思い出、この辺(ミューズ周辺)は飲み屋が多くって気が気ではないこと、巨人の負け試合ばかり見たことなど、ひとしきりまくし立てるように話して、そして。
「…まず一曲目は先日発売されたばかりのアルバムから聴いてもらいました。次の曲も同じく『新しい羽がついた日』に入ってる曲です。大好きな曲なんで(アルバムの)一曲目に持って来ました。」
流れ出すピアノ、聴こえて来たのは…
♪決め球のカーブはボールひとつ外れて
打球は快音を残し左中間に消えた…
タイトルが「HERO」というこの歌、初めて聴いたときには正直よく分かりませんでした。勝者を称えるのではないし、敗者が主人公だし。でもあるゲームの台詞をきっかけに自分なりに「HERO」とは何なのか分かったような気がします。勝者がHEROなのではなく、特別な力を持ってるわけでなく、負けても負けてもその現実をみつめ、考え、再び立ち向かっていく。「恐れることより受け止めることね 強くなるよりも逃げないことね…」かつて「河を渡る背中」で歌われたその後姿ひとつひとつがHEROなんだ。そんなことを考えながら今回聴かせてもらいました。やがて歌も終わり暗くなっていく中、両手で小さくガッツポーズをしながら満足そうに上を向く美也子さんがとても印象に残りました。
<MC2>
スポーツ好きな美也子さん、「HERO」は高校野球やボクシングを観戦、二人の敗者を見て感動して生まれた事を話してくれました。やがて話題は美也子さんが一番好きなこの季節へ。
「あたしはやっぱり春が一番好きなんだけど、最近はどうも花粉にやられて…」と花粉症の話。マスクはかっこ悪いといいながら「…でもマスクしてると鼻歌歌っても気づかれないからそこだけはいい。でも時々みんなが振り返るのはやっぱり聞こえてるからかしら?(笑)」
…多分それ、聞こえてます(笑)。
「桜、もう今日あたりが見頃だと思うけど、みんなは見に行った?…って、ここにいるって事は行ってないんだよね。さっきあたしがそう言ったのに(笑)」
そうです、わたしライブって初めてで他のライブはどうなのか知りませんが、今回各メンバーの紹介を暇な(?)メンバーがするとゆう形式なので、実は出番が5番目の美也子さんは結構前から何回か出てきてて、その時に言ってました、花見のこと。でもねぇわたしらにしたら花見もいいケド、花より美也子、でしょ?…コホン、そんなわけで次は薄紅の花びら舞う季節の歌…
♪突然のさよならはあたたかい風に散る
薄紅の花びらのはかなさにも似て音もたてず…
「春の日」と対照的とよく言われる、突然の別れに傷つき、それでも思い出をいつか力に変えて前に進もうとする歌。別れに悲しむ自分を奮い立たせるように「よかった」を繰り返す彼女は、あなたの背中を見送った後、前髪が伸びてくるたびに思い出すんでしょう。終盤、彼女の震える、泣きそうな歌声にわたしもグッと来ました。が、泣くのはまだ早いぞ!といい聞かせつつ…。
<MC3>
「不幸にしてこの曲からあたしとの付き合いが始まった人も多いと思います。この歌も無事世紀をまたぐことが出来ました。」
そうですね、8年前のあの日、この歌がラジオから流れてこなければ、今のわたしはなかったと思います。感謝しなくちゃ、伊集院光に(笑)。
♪何をしても誰かに似ているようでなぜか不安で
どこへ行ってもうまく話せない気がしてすこし恐くて…
ファンにとっても、美也子さんにとっても大切な歌。時代を超えて歌い続ける、聴き続けることのできる歌。後半ふいに途切れるピアノ、でもそれはホンの一瞬、気合を入れなおしさらに力強く響き始める歌声とピアノ…
♪白い杖を蹴飛ばし改札へ向かう人の流れを
動き出した電車の窓から見ていた週末の夜…
今日は椎野さんの手を引いて会場まで来ました。今まであまり意識していなかった白い杖。実は「花束」か「place」を歌ってくれるまでは泣かないって思ってたのに、不意打ちです、ググッと来ちゃいました。もちろんかなり早い段階で目は潤んでましたけど。
<MC4>
相変わらずマシンガントークが炸裂する中、
「あたしって往生際悪いからこのままだといつまでもしゃべっちゃうわ(苦笑)」
とゆうわけでそろそろ最後の曲紹介へ。
「これからもただいまとおかえりなさいを繰り返しながら、これからもよろしく。」
そう言って流れてきたのは…
♪降り始めた冷たい雨 窓のガラスは白く曇って
急ぎ足の人の中で あなたは肩をぬらしているだろうか…
今回のアルバム「新しい羽がついた日」の中で一番のお気に入り。大切な人の事を思い続ける歌。たとえ世界中が敵になってもわたしはあなたの味方だと、この場所であなたの帰りを待っていると歌い上げるこの歌は、ファンの美也子さんへの気持ちでもあり、また個人的に今そんな思いでいっぱいな事もあり、やっぱり泣きました。
♪何ひとつさえも癒せないけれど
ただその背中を抱きしめてあげる…
この気持ちがあの人に届いてると、いいな…。
<退場…行かないでぇ!>
そして歌が終わり立ち上がる美也子さん。「サンキュー大阪!」を繰り返し、何度も頭を下げながら、退場。あのとき右手の親指で胸をトントン、そして力強く頷いてましたね。「みんなの気持ち、確かに受け取ったよ!」そう聞こえた気がしました。
帰りに約束通り鳥取のお酒をスタッフの方に渡しておきました。そこには朝、大阪駅で手に入れた緑の羽根を、確かにこの大阪で美也子さんの風を受けとめた証として添えて…。きっと今日、初めて美也子さんを知ってファンになった人もいるでしょう。そこから新しい風が美也子さんの羽に吹くことを信じています。4月、街中がまだ出会いと別れに戸惑っているこの季節に…らいーるでした。
いや〜1曲目かっちょよく終わったぜっ・・・と思いきや、おじぎをしようとしていきなりマイクスタンドにゴン!でした(笑)。最後に右手の親指で胸をたたくのは、去年の12月の大学ラグビー早明戦で、怪我から復活した早稲田の山崎選手がトライを決めた時にやってたのを見て「うおおかっちょいい!」と思って、それ以来まねっこしてるのでありました。あたしなりのガッツポーズってことで。
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