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From:椎野 孝伸さん
渋谷に着いた。雨は思ったよりも強く振っていたが、心の中は期待と喜びで、僕の足取りは軽くNESTを目指していた。
大きな拍手の中、本日のラストを飾る篠原美也子さん登場。彼女の手から奏でられたのは新曲の「My old song」だった。「もう少し」・「もう1度」という歌詞が印象的で、着実に一歩ずつ進もうという前向きさを感じまた。
続けて「Hero」が奏でられた。この曲は前回も歌われたらしいが、僕にとっては初めて聞く曲だった。スポーツ(勝負)には必ず勝ち負けが生まれるが、この曲は敗北という一つの結果でも、「大丈夫」と優しく暖かく包んでくれる大らかな気持ちが感じられました。エンディングのピアノが長めに感じられた。どんな思いがこめられているのだろう。
今の僕にはまだ分からないけど、繰り返し聞いたり、共感できる出来事にぶつかったときに始めて分かるのかな。
オリンピックシーズンということもあって、MCは柔道・サッカーの話題でいっぱい。美也子さんっていろいろなスポーツに興味あるんですね。やっぱりスポーツにはどんな狭義にも共通した喜び・悔しさ・感動があって、そこに引かれているんだろうなと思いました。
同じくスポーツものの曲として「風の背中」が3曲目に演奏された。正直言って、この曲はCDではあまり聞いていなかったけど今回改めて聞いてみて、このイントロのピアノがとても優しく感じられた。家に帰ってすぐにCD聞いたほど今この曲にはまっています。
「風(風景)が見えてしまったランナーは本当に勝てないのだろうか」という問いかけからラブソングではあるが4曲目に演奏された「風を見た日」がとてもMCの内容にピッタリだった。「河よりも長くゆるやかに」は始めて買った美也子さんのCDだけに思い出深かったので、この曲が聞けてうれしかったです。
さて、ラストを飾る曲は何だろうと考えていました。「今日は雨なので、最後に雨の歌を贈ります」と言われ奏でられたのが「ひとり」だった。なるほどとなっとく。この曲を聞いて浮かんでくるイメージって、人ごみの中を逆らって、雨に濡れながら歩く一人の女性の姿なんですよ。「ひとり」に出会って、もう7年くらい経つというのに、未だに聞き飽きることなくむしろ新鮮な勇気と共感をいつも与えてくれる。特に曲の後半の力強い歌声とピアノには僕の中でわなわなす
るような気持ちが生まれるのを感じます。本当に素敵な歌と歌詞だと思います。とてもうれしかったです。
NESTを出ると、外はまだ雨が降っていた。でもけっこう小ぶりになっている。渋谷駅までの道のり、今日はカサをささずに帰ろう。ある曲の主人公みたく…。
あたしもライブが終わって、雨に濡れながら飲み屋に走りました(笑)。ストーリーを感じてくれて、うれしいです。
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