Q:10.27東京に関しては、もうとにかくあと3日あるけどお誕生日おめでとう!
A:ありがとう!
Q:ということに尽きちゃうわけですけど、実は声の調子が最悪で。
A:す、すいません・・・新潟福島から元気に戻って、さあ2ヶ月ぶりの東京だ!ってことで張り切って練習してたんですけど。
Q:やっぱり疲れが出たんですかねえ。
A:誕生日が近かったから余計寄る年波を感じちゃいましたけどね(笑)。珍しく声を潰しまして、あんまり出ないなって思ってたら木曜日の夜くらいかな、ほんとブレーカーが落ちるみたいにスパッと声が出なくなっちゃって(笑)大騒ぎ。
Q:前々日ですもんねえ。
A:ま、医者行って、当日は何とか声が出たんで乗り切れてやれやれでしたけどね。木曜の夜から丸2日禁煙して、気が狂いそうでした(笑)。
Q:無理が利かなくなってますよねえ。
A:体は正直ですからねえ。
Q:1曲目は『ひとり』、2曲目は『秒針のビート』。
A:一応来月のワンマンをにらんで、かましとこうかなと(笑)。
Q:そして自分で自分にお誕生日おめでとうソング『1030』。
A:なんか思いついちゃいまして(笑)。「今回はお誕生日ライブですね」みたいなメールもたくさん貰ってたし、じゃあ言われる前にこっちからMCで言っちゃおう、おおそうだ歌も書いちゃおう、みたいな(笑)。
Q:去年はnestで、終わったあと6階のバーコーナーでファンの人たちがハッピーバースデイ歌ってくれたんですよね。
A:そう。WESTになってからはもうああいうふうに会ったり出来なくなりましたからね。他のお客さんには申し訳ないけど、本番内に「おめでとう」「ありがとう」をやらせて頂きました。
Q:お誕生日はとりあえず誰でも「めでたい」って気持ちになれるからいいですよね。
A:MCでも言いましたけど、クリスマスやバレンタインデーと違って、お誕生日はとにかく世界にひとつしか無いですからね。目一杯大事にしていいと思うんですよ。
Q:スタッフも祝ってくれたし。
A:そう。まずリハの時ステージに行ったら、「おめでとうございまーす」って舞台まわりのスタッフたちがプレゼントをくれて、すごい照れたけど、うれしかったです。
Q:打ち上げも盛り上がったんですよね。
A:いつも打ち上げに行く店があって、小さい店なんであたしたちが行くといつも貸し切り状態になっちゃうんですけど、みんな揃った頃どっからともなくシャンパンの大瓶が出て来て(笑)派手に栓抜いて乾杯。そしたら今度はローソクを立てたちっちゃいケーキが出て来て、電気消せ消せーってお店を真っ暗にして、ま、これも貸し切り状態なんでそんなこと出来るんですけどね(笑)吹き消させて頂きました。
Q:ローソクは何本だったんですか(笑)。
A:7本。掛ける5ってかんじで(笑)。
Q:ありがたいですねえ。
A:ほんと。なんかしみじみしちゃいました。お客さんにも祝ってもらって、スタッフにも祝ってもらって、あたしこんなに幸せでいいのかなあって。
Q:その気持ち忘れずに行きましょうね。さてライブの方に戻りますが、もうひとつの新曲は『尽きせぬ思い』。
A:しばらく前に大雨降った日があって、ある友だちに「どうしてる?」ってメール打ったのね。そしたら向こうからもメールが来たんだけど、でもすごい偶然でそれはあたしのメールへの返信じゃなくて、その人もその時ふっとあたしのことを思ってメールを書いたんですって。で、おおこれは愛だ絶対愛だと(笑)。
Q:相手は男ですか?
A:女の子(笑)。
Q:駄目じゃん。
A:うるさい(笑)。あたしがその人を思った時その人もあたしを思ってたって、なんて幸せなことなんだろうって思いながら、でも相手が別の人を思ってたらすげー淋しいだろうなあって思って、そういう歌を書きました。
Q:なんで素直に、あなたもあたしを思ってくれててうれしいわっていう歌が書けないんですかねえ。
A:なんででしょうねえ(笑)。
Q:最後は『flower』。
A:これもワンマンに向けた気持ちの中で、歌っときたかったんで。
Q:今回はとにかく声が万全でなかったわけですが、とりあえず本番はなんとかってかんじでしたかね。
A:こういう時PAが毎回同じ人ってありがたいんですよね。対応してくれるんで。あたしも「ごめん、何とかして」って任せちゃうし(笑)。でも声が出ない分、『ひとり』とか『秒針』とかちょっと違うニュアンスで歌ったのが逆に良かったとこもあったみたいで、終わったあとPAくんが「すごいよかった」なんて言ってました。
Q:まさに怪我の功名。
A:あと、やっぱり絶好調じゃないから、気持ちでカバーしようってどっかで思うのね。空回りするとそれはそれで駄目なんだけど、今回はいい意味で「こんちくしょう!」っていう気持ちになれたかな。
Q:前編の、会津で攻撃的な気持ちになったっていうあたりとも繋がりますかね。
A:そうですね。どんな状況でも、客席とちゃんとがっぷり四つになろうぜって言うか(笑)、それは声が悪かったことと関係なく思ってました。
Q:東京百歌も1年半。だいぶ景色が変わってきました。
A:nestからWESTっていう環境の変化もありましたし、良くも悪くもイベントとして煮詰まりつつあるんでしょうね。見る側も、知ってる人が出るという安心感があって、やる側にも、馴染みのお客さんだっていう気持ちが生まれる、それは長く続いているということの自然な副作用で、でも少なくともやる側はその状態に甘んじるべきではないと思う。
Q:地方ではお馴染みの「百歌の歌」をやるやらないという話もあったようですが。
A:今回はサトルくんがトリだったので、リハの時「ねーさん、百歌の歌やろうよ!」って言われたんですけど、「やらない」って断りまして(笑)。地方はね、実際次はいつ会えるかわかんない、下手すればこれっきりだっていうのがあるんで、お祭りっぽくなってもまあ仕方ないかなって思う。でも東京まで内輪ノリになっちゃうの嫌なんですよ。今回阿久のぶひろさん初めて出ましたけど、彼なんか関係ないわけじゃないですか。
Q:引いちゃいますよね。
A:打ち上げで盛り上がったりするのはいいんですけど、ステージ上でつるむの嫌なんですよ、あたしはね。お客さんはうれしいんでしょうけど。
Q:百歌って、すぐセッションとかやりたがんないとこが良かったんですけどね。
A:イベントだからとかみんなでとかそういう思考回路あたしはないの。いつも短いワンマンだと思ってやってるから(笑)。仲が良いのはまた別の話で、お互いを尊重し合う意味でもライブはライブでそれぞれきっちりやればいいと思うんですよね。
Q:ライバルであれと。
A:あたしは今でこそもう余生なので、いしのだもいい、洋平もいい、サトルくんも頑張ってるで、誰が何やってようとカンケーないですけど、昔だったら、おっこいつなかなかいいぞって思ったら絶対暗殺計画練ってたもん(笑)。ま、あたしは特に料簡が狭かったんで(笑)そんなピリピリしなくてもいいんですけど、でもバリバリ現役だったら悔しいと思ったり蹴落としてやるって思ったりするのがフツーだし、そうあって欲しいと思うし、そういうせめぎ合いや思惑がある上で、でもいいヤツだから友だちになりたいっていうジレンマもあったり、アーティスト同士は微妙ですから。それがなくなっちゃうと、むしろつまらない。
Q:いしのださんとか、性格的に全くそういうの無いですけどね。
A:そういうとこが出てくると、なつよも面白くなるんですけどね(笑)。ま、今んとこそこがいいとこなんで。
Q:でもこの時期に改めて緊張感というテーマにたどり着いたっていうのは面白いですよね。
A:余生は余生なりに、闘争心をなくさずに行きたいなと。
Q:ある意味、回復してきたんでしょうね。
A:そうね。百歌に出始めた頃はやっぱり傷ついたり荒れ果てたりしてましたから、闘争心っていう気分にはなれなかったですよね。傷口を洗って、そおっと薬をつけましょう、壊れちゃったけど、のんびりでいいからもう一回おうちを建てましょうってかんじで。
Q:やっと傷も癒えて、新しいおうちも建ったと。
A:百歌のあり方もこれからまた変化して行くと思うし、あたしはあたしでやらせてもらう部分も出て来るんでしょうね。どこまで行っても百歌が母船であることは間違いないけれど、馴れ合いの場所にしてはいけないと思うので。
Q:ワンマンの前に再び闘争心について考えたということは、とても大きな意味があるように思います。とりあえずは体調を万全にして、大阪東京Xデイに備えましょう。
A:そうしましょう。
≪新潟会津東京のシノハラ酒蔵≫
・日本酒
長良川(岐阜)純米
日本盛 純米酒(兵庫)純米
※無農薬有機栽培米100%
諏訪泉 鵬(鳥取)大吟醸
至賽 さくらさくら(茨城)古代米使用
京のみやげ(京都)
芳水 冷卸(徳島)熟成生詰純米酒
秋上がり 本宮の泉 原酒(鳥取)純米吟醸
越の誉(新潟)純米大吟醸 限定販売品
八重垣 無(兵庫)純米大吟醸
奥の松(福島)大吟醸雫酒 十八代伊兵衛
・焼酎
九兵衛(鹿児島)芋 長期樽貯蔵
富乃宝山(鹿児島)芋
・泡盛
マイルド瑞泉おもろ(沖縄・那覇)
多謝。 |