from Miyako Shinohara

Extra Volum


シノハラミヤコのノーコンエッセイ

「行き先はボールに聞いてくれい」第22球
『炎の3連投に関する自問自答・後編

Q・もうトシなんだから気を付けろって言ってんのにいいトシして試験前にお腹が痛くなっちゃう子供みたいによりにもよって3連投の直前にカゼなんか引きやがったシノハラさん、こんにちは。
A・こ、こんにちは。
Q・トシ取ると酒もカゼも抜けが悪くってやんなっちゃいますねえ、ハハハハ。
A・ハ、ハハハハ。
Q・言い返してもいいですよ。
A・いえもうおっしゃる通りですんで・・・
Q・なーんか覇気がないですねえ。声出していこー。
A・お、おー。
Q・声が小さいっ。しまっていこー。
A・おーっ。
Q・さすが体育会系『歌うNumber』。
A・リーリー。
Q・シュッ。
A・ズザーッ。
Q・アウトーッ。
A・えっえっセーフ、絶対セーフ。
Q・グラウンドに於ける審判は神なり。
A・そ、そんなあ。
Q・牽制球に刺されるようじゃ、まだまだですね。さっ始めますよっ。『炎の3連投に関する自問自答・後編』、中日11月25日のNESTでのライブです。
メニューは、
 1.ありふれたグレイ
 2.S
 3.風を見た日
 4.ひとり
 5.LIKE17
でした。そもそも今回の3連投、事前に3日間ともメニュー決まってたんですか?
A・初日だけは完全に決めて、あとは大まかな骨組み、『ひとり』の場所とか、そういうのだけ決めて、歌ってみたかんじで入れ替えるなら入れ替えようと思ってました。
Q・で、2日目は、前日ラストで歌われた『ありふれたグレイ』でスタートするわけですが。
A・2日目はお尻の方からウマっていって、17歳から歌い始めて17年たって34歳っていうお誕生日MCがらみで、まずラストは『LIKE17』、ウチの母親の妹で、いつもライブに来てくれるおばちゃんから「『風を見た日』やって!」とリクエストがあって(笑)、東京国際女子マラソンあったからちょうどいいか、じゃあMCのあと3曲目、続けて『ひとり』ってかんじで決まって行って、1、2曲目が決まってなかったんです。自分では前日歌っていいかんじだった『ありふれた〜』か「HERO」で始めようと思ってて、リハの時スタッフたちにどっちがいい?って聞いたら、ひとりがすかさず「ありふれたグレイ!」って言ったので、よし決まり(笑)、で、NESTのスタッフの女の子で、『S』が好きって前に言ってくれた子がいたので、「じゃあ○○さんいるから、2曲目『S』ねー」ってかんじで(笑)。
Q・なるほど(笑)。
A・まあ3日もあるんで、1日くらいこういう決め方もいいかなと(笑)。
Q・1曲目が始まって、あっ篠原美也子だって気付いた人がいたんですって?
A・そうそう。酒井ミキオくんのお友達で、昔地方の有線嬢だった人がいて、私の歌をかけたことを覚えててくれたのね。で、酒井くん終わって帰るつもりでいたら『ありふれたグレイ』が始まって、あっ、て思ったって、終わったあとの打ち上げで話しかけてくれました。
Q・なんかうれしいですよね。
A・うん、すごく。
Q・2曲目『S』は、ピアノのバッキングすこし変えました?
A・ハイ、リズム悪いんで(笑)どうしてもテンポ感が安定しなくて、ちょっと変えてみました。
Q・MCで、「しゃべりながらピアノポロポロさわるのがカッコイイって言われた」って言ってましたが。
A・そおなんですよ(笑)。前日のライブのあと、大浦龍宇一くんのお友達の女の子がそう言ってくれたんですよ。「仕草がフランス人みたい」って
Q・・・・。
A・ほ、ほんとですってば。
Q・ま、いいですけどね。『風を見た日』の間奏、ドキドキしましたよ。
A・頭ん中真っ白で、心臓口から出ちゃいそうでした。なんとかごまかしましたけど。
Q・油断大敵です。
A・全くです。
Q・そしてこの日のトピックスは、何と言ってもワンマンのチケット即日完売をお客さんに報告出来たことでした。
A・ハイ。前日に3分の1くらいの枚数を先行という形で売って、ほぼ売り切れたので、前日は前日でわーい優秀だーってみんなで喜んでたんですけど、でもぴあが全然売れなかったらどうしよう!なんて言ったりもしてて(笑)。それがきれいに売り切れたんで、ほんとにうれしかった。
Q・ノーコンの第20球に書いてあるように、完売の知らせはNESTのPA席で聞いたんですね。
A・そうです。あの場所お気に入りで、いつも楽屋に入るまで大体あそこでライブ見るのが習慣みたいになってるんですけど、知らせを聞いた時もライブ中なんで、もちろん騒いだり出来ない(笑)。ちっちゃい声で、いやーよかった、ありがとございます、おめでとございます、みたいな(笑)。
Q・忘れ難い瞬間ですね。
A・ハイ、きっと一生忘れないと思います。うれしくて、ちょっぴり誇らしくて、前に見えるお客さんたちに、オーイ聞いてくれーって言いたくてしょうがなかった(笑)。
Q・どんなにちっちゃくても、結果が出るっていいことですね。
A・ほんとに。そのあと楽屋とかで、別のスタッフたちともよかったよかったってやって、なんかみんながすごく報われた気持ちになれたっていうか、一生懸命やってきてよかったねっていう気持ちになれたと思うのね。そういう達成感、充実感て初めてだったと思う。
Q・でもたとえば、渋公までやった人なんだから、NESTくらい売り切って当り前っていう考え方もありますよね。
A・確かにね。振り返ってみると、たまたまデビューの時順調だったので、高いとこから始めることが出来て、そのあと落とせなくなっちゃったってことなのかな。常に高いハードルを設定して、でもそれはそれで、まだまだこんなもんじゃないはずだ!っていう上昇志向というか、気合いみたいなとこで頑張れたんで、その時期はそうあるべきだったと思う。実際渋公やった時も、なんとも思ってなかったもん(笑)。そこで終わる気なかったから。今になれば、もうちょっとありがたがっときゃよかったなって思うけど(笑)。
Q・でも結局サイズを合わせ切れないまま、パンクしてしまった。
A・当然の、ありがちななりゆきとして(笑)。でもそれが今年、ひょんなことから東京百歌に出ることになって、ま、最初はそんなつもりサラサラなかったんだけど、結果的にひとつひとつ積み上げて、ワンマンやることになって、そしてめでたく売り切れた。この健全さがすごくいい(笑)。すこしずつ手応えを感じながら、無理のないサイズで着実に目標をクリアしたっていう実感があります。
Q・とにもかくにも、お客さんたちに感謝ですね。
A・ほんとです。あんたたちたいしたもんだってかんじです(笑)。
Q・即日完売のMCは、本当にうれしそうでしたね。
A・もう単なる浮かれポンチでした(笑)。浮かれついでに、『LIKE17』半音高いキイで歌っちゃいました(笑)。
Q・思えば前回この曲を歌った5月は、しんどい時期でしたよね。
A・そう言えばそうでした。半年後にこんな幸せな気持ちで歌える日が来るなんて、ね。
Q・その気持ちを忘れずに、精進して下さいね。
A・ハーイ。
Q・ほんとですかね。さて、そんな幸せ満杯の気分で迎えた2回目の横浜百歌、11月26日ですが、まずはジャパンカップ。
A・ひっ。
Q・ウインズ寄ってから横浜行ったんでしょ。
A・ひいっ。
Q・そのせいでリハに遅刻したんでしょ。
A・ひいいっ。
Q・1点買いしたらしいじゃないですか。
A・・・・オペラオーまではよかったんですけど。
Q・何買ったんですか。
A・・・・@−G。
Q・なんで。
A・・・・柏木集保さんがそう言ったから。
Q・1着4着じゃないですか。もうそのワイドでもダメっていう負け方よしましょうよ。
A・しゅん。
Q・前の晩東京百歌のスタッフに、メイショウドトウきそうだって言ったそうじゃないですか。
A・・・・しゅん。
Q・なんでそう初志貫徹出来ないんでしょうねえ。
A・・・・わかりません。
Q・まあいいから、有馬記念頑張りましょうねっ。
A・ハイッ。
Q・さて、横浜百歌vol.2ですが、
 1.flower
 2.満月
 3.冬のスタジアム
 4.S
 5.ひとり
というラインアップでした。要するに、『flower』を入れて、前の2日間を混ぜたってかんじですか。
A・そうですね。最初から横浜はある程度単独って考えてたんで、新曲もやって、最後は『ひとり』で終わろうって決めてました。
Q・『ひとり』だけは、3日間とも歌いました。
A・ハイ、決め球ですんで(笑)。
Q・『冬のスタジアム』いわぶちかつひこくんも気に入ってたみたいですね。
A・そう。あとで楽屋で、「そこには意味などなくて、だけどすべてがあるんだっ」とかつぶやいてました(笑)。いわぶちくんは、前日25日の東京百歌に出たんですけど、いわぶちくんて地元が横浜なんですって。で、ライブの中で、「ぼくも横浜百歌出たいなー出たいなー」ってさんざん言って、横浜のこと歌った曲とかやって、スタッフが「じゃあ飛び入りさせてやるから、明日来い!」(笑)。それでめでたく飛び入りで2曲歌って、すごい盛り上がって、あたしもPA席から思わず「いわぶち〜!」って声かけちゃいました(笑)。
Q・そう言えば、前回初めてclub24に出た時、ピアノが変わってちょっと戸惑ったみたいなこと言ってましたが、今回はどうだったんですか?
A・NESTに戻って、スタッフとそんな話をしたからかもしれないんですけど、NESTのスタッフの女の子が、NESTにあるのと同じピアノ持ってて、なんと今回そのピアノを貸してくれたんですよ。
Q・ありがたいことですねえ。
A・ほんとです。安心してライブに臨めました。タカギさん、ありがとう!
Q・カゼの具合はどうでした?
A・まあまあですかね。前日の土曜日、改めて家の近くの耳鼻科に行って、吸入して薬もらったんで、気分的には楽になってましたけどね。さすがに最後の『ひとり』とかは、声をコントロールできない−ってかんじでへろへろでしたけど、単純に3日間の疲れってことかもしれないし。
Q・スタッフに送ってもらった帰りの車の中では、爆睡してましたもんね。
A・いやーついに3日間終わって、さあ飲むぞ−って張り切って打ち上げに行ったんですけど、実はもうあんまり体力が残ってなかったみたいで(笑)。車に乗るまでは、飲み足りないぞーなんて思ってたんですけど、走り始めたらすぐ意識を失いました(笑)。
Q・具がたっぷりの3日間でしたねえ。
A・普段でも、ライブ終わると2、3日ぼーっとしちゃうんですけど、今回は1週間くらい廃人になってました(笑)。カゼのせいもあって、次の日なんかほとんど起き上がれなかったし(笑)。
Q・次はいよいよワンマンです。
A・うひゃーメニュー決めなきゃ!
Q・何度も言ってて、自分でもやんなっちゃうんですけど、くれぐれももうカゼなんか引かないで下さいよっ。
A・ハイッ、気を付けますっ。有馬記念も頑張りますっ。


≪今月のシノハラ酒蔵≫
・日本酒
  上尾育ち(埼玉)純米吟醸 生貯蔵酒
  あかい酒(新潟)紅麹酒
  八海山(〃)
・焼酎
  魔王(鹿児島)さつまいも、米こうじ
・泡盛
  瑞泉うさき(沖縄・那覇)百年純粋黒麹使用

                     多謝。


last up date 2000.12/14
このページは2週間ごとに更新の予定です
予定は、未定..

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