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2000月2日に関する自問自答』

Q:暑いですねぇ。

A:暑いですねぇ。


Q:やんなっちゃいますねぇ。


A:やんなっちゃいますねぇ


Q:バカになっちゃいますねぇ。


A:バカになっちゃいましたぁ


Q:ハハハ。


A:ハハハ。


Q:なーんか台湾行ったらしいじゃないですか、男性と。


A:だから父親ですって(笑)。父ちゃんと父ちゃんの趣味の囲碁仲間の旅行に、なぜか私もくっついていくことになりまして。


Q:どうせ紹興酒いくらのんでもいいとか言われたんでしょ。


A:バレましたか。しかもこづかい全部父ちゃん持ち。


Q:あんたいくつなんですか。

A:まあいくつになっても娘は娘ってことで。


Q:調子いいヤツ(笑)


A:でも台風にやられちゃって。七夕の時台風3号が来て、すごい雨降ったでしょ。あん時出発だったんですよ。


Q:よく飛行機飛びましたね。


A:朝9時の予定が2時間くらい遅れたんですけどね。空港でビール飲んでうだうだしてたら、何とか通り過ぎてくださいまして。やれやれって感じで無事台湾に到着したら、なんと台湾には台風4号様が大接近(笑)。


Q:ハハハ。


A:2泊3日で行ったんで、着いた翌日がメインの日だったんですけど、まるでそれを祝うかのように台風4号様が上陸なさいまして(笑)。大雨強風の中、父ちゃんは意地でゴルフをし、私は意地で観光しました(笑)。


Q:絵に書いたような、普段の行いパターンですね。


A:うちの父ちゃんも年季の入った酒飲みダメおやじですからねぇ。帰る日の朝は、台風一過でカラッと晴れちゃうんですから(笑)。でも今回のことで改めて決意しました。こうなったら、酔っ払いノーコン人生、悪業の限りを尽くしてやるうぅ。

Q:もう充分だと思いますけどね。


A:ううむ、確かに・・・ちなみに写真結構撮ってきたんで、『台湾台風ツアー』の模様は、改めてこのサイト上で報告したいと思ってます。


Q:わかりました。ではそろそろライブの話でもしますか。


A:ハーイ。


Q:今回オープニングは、バラード2連発でしたね。


A:私の前が東野くんだったんで、ハデなヤツじゃかなわんぞ、と(笑)。


Q:なるほど。まずは『青』。


A:MCでも言いましたけど、なんか夏っぽい歌ないかなーって思ってて、結局ないんですけど(笑)、一応 ゛海"で ゛夏"かなーなんて。


Q:ま、苦しいけど、気は心って感じですか。しかし、ピアノ間違えなくてよかったですねー。


A:夢に出るホド練習しました(笑)。『青』は、知ってる人はみんなあのイントロの印象強いと思うので、そこでコケたらライブ終わっちゃうぞーって感じで。


Q:あのイントロは、ほとんど作った時のまんまなんですよね。


A:そう。何であんなイントロ書けたんだろ(笑)。すごい不思議。


Q:私も不思議です(笑)。2曲目は、5月に新曲として発表された『アスピリン』。


A:どっちの曲にも、「踏みとどまる女」っていうのがいて、多分好きなテーマだと思うんですけどね。『青』の主人公は、道をはさんだ片側で黙って手を振り続けてる、『アスピリン』の主人公は、差し伸べられた腕を ゛5秒間だけ"受け入れる。目一杯の感情を抱えて、ぎりぎりのところで踏みとどまるっていう構図が好きなのね。自分はすぐ感情に流されちゃうからかな(笑)。


Q:基本は ゛やせがまん"ですかね。


A:そう。 ゛武士は食わねど高楊枝"。

Q:ハハハ。3曲目は『Life is a Traffic Jam』。


A:これは台湾がらみ。MCでも言いましたけど、向こうはとにかくみんな原チャリなんですよ。ほら、中国の街の映像とかで、道いっぱい自転車、みたいなのよくあるでしょ。あれの原チャリバージョン(笑)。おまわりさんも原チャリなんだもん(笑)。朝のラッシュは壮観でした。おお大渋滞ってかんじ。


Q:車も走ってるんでしょ。


A:もちろん。でも向こうの人も、原チャリ多くて運転しててこわいって言ってました。あとね、飛行機。あたし飛行機全然好きな人なんですけど、出入国で並ぶでしょ、まずあれがうっとおしい。


Q:台湾に入国する時、怪しまれたとか。


A:だってパスポートの写真、髪の毛真っ黒なんですもん(笑)。ま、あっちも半分ふざけて、パスポートとあたしを見比べてたってかんじだったんですけどね。関係ないけど、その入国審査官が、なんともかわいらしい中国人(台湾人?)の男の子で(笑)。ま、あたしも飛行機の中でビールやらワインやらさんざんのんでいい気分だったし、一応英語が通じたんで、「It’s me!」言い張って通してもらいました。


Q:怪しすぎる(笑)。でも飛行機って、乗り降りの時も結構並びません?


A:そう、なんでなんだろう。電車じゃないんだから、並ばなくたって乗り遅れないし、自由席でもないんだから。あたし乗り物って乗ったらすぐ動かないとイヤなんですよ。だからなるべくぎりぎりに乗るんだけど。降りる時も、飛行機止まってから出口が開くまで、なんで通路に立って並ぶんだろう。すんごい不思議。


Q:私も不思議です。えーだいぶ話がそれました。さて4曲目は、新曲『ダイヤモンドダスト』です。このタイトルについては、おおっ、と思ったファンの人もいたかもしれません。わからない人のために、そのへんちょっと説明してもらえますか?


A:ハイ。前にオールナイトニッポンをやってた時、「篠原美也子文庫」っていうリレー小説を作るコーナーがあったんですね。ホラーとか青春ものとかH小説とか(笑)。毎回テーマを決めて、私が最初の1枚を書いて、続きをリスナーがつないで行く、5話完結だったかな?で、ある年の夏、甲子園ものやろう!ってことになって、ある高校の野球部が甲子園目指して予選を戦っていく話をやったんです。で、その時のタイトルが『ダイヤモンドダスト』。


Q:゛ダイヤモンド"は野球の、本、1、2、3塁を結ぶ四角の呼び名ですね。


A:そうです。MCでも言いましたけど、元々「ダイヤモンドダスト」っていうのは、雪国であんまり寒い時空気が凍ってキラキラ光ることを言うんですけど、この場合は、グラウンドのダイヤモンドに散っていったたくさんの球児の夢、みたいなかんじで。


Q:美しいタイトルです。


A:リスナーのひとりに、寒さの象徴のような゛ダイヤモンドダスト"と、真夏の高校野球という対比があざやかで、すごくよいタイトルだってほめられました。私自身も我ながら気に入ってて、リレー小説の方も盛り上がって、次の年の夏リターンズもやりました。


Q:なるほどなるほど。で、曲の方ですが、去年の夏の甲子園を見ながら書いたとか。


A:ハイ。あたしもらい泣き大王なんで、例によって毎日テレビ見ちゃ泣いてて(笑)。ま、去年の夏は、やっぱり春に契約切れちゃったり色々あったんで、敗れ去ってく゛ダイヤモンドダスト"たちに、いつも以上に入り込んでたと思うんですけどね。


Q:゛背番号なしのユニフォーム"という歌詞が出てきますが。


A:よく゛背番号15がコーチャーズボックスで"みたいなのはよくあるでしょ。要はそれ以下で、ベンチにも入れなかった部員たちが、ユニフォーム着てスタンドでメガホン片手に応援するでしょ。みんな背番号ないんですよ。それが妙にささっちゃって、主人公にしちゃいました。


Q:じゃあ去年の夏に書いて、今年の夏がきて歌うのを待ってたってかんじですね。


A:そうですね。去年の夏1回書き上げて、でも今年の春先に、ジョイス・キャロル・オーツの『オン・ボクシング』っていう素晴らしいボクシングコラム集があるんですけど、それに、”勝利は一時的、暫定的なもので、敗北だけが永遠”というような一節があって、それを読んで、あっこれだ、と思って、最終的に書き直して完成しました。


Q:すっかり語っちゃいましたね。


A:あんまり歌詞の説明するのよくないんですけどね。ネタがネタなもんで、ついつい(笑)。


Q:でも夏しか歌えませんね。


A:冬になったら、ラグビーの歌うたいますから。


Q:あれっそんなのあるんですか?


A:ムフフ。


Q:では楽しみにすることとしましょう。さて、最後は『S』で締めくくりました。


A:先月の『flower』もそうでしたけど、『S』も回数重ねてやっと歌えてきたなぁって思います。それでもまだまだですけどね。テンポ感とか、曲中のメリハリがだいぶつかめてきたみたい。


Q:長く歌いたい歌ですよね。


A:そうですね。


Q:いやしかし夏もあっという間ですねぇ。


A:甲子園もベスト8ですもんねぇ。


Q:浦和学院の坂本弥太郎くん、いいピッチャーでしたねぇ。


A:弥太郎っていうより、金太郎みたいでかわいかったですよねぇ。


Q:20世紀最後の甲子園てことで、試合と試合の間になつかしのあのシーンみたいのやってるんですよね。


A:そうそう「白球の記憶」。なんてNHKらしいタイトル(笑)。PLのK・Kコンビ、桑田・清原のこともやってたんですけど、清原はまだ全然子供で、体とかもでかいけどやっぱコーコーセーって感じなのね。でも桑田は不気味なほど変わってなくて(笑)、すんごい笑った。


Q:なーんか幸うすいかんじですよね、昔っから。


A:いろいろ背負っちゃう人の顔してましたねぇ。


Q:ハハハ。


A:あっPL負けた。


Q:またいっこ、夏が終わっちゃいましたね。


A:なんかね、ああ知ってる、って思うんですよね。何かが欲しくて欲しくて、それ以外のことはどうでもよくなって、さんざんやって、当り前みたいに負けるんですよね。


Q:『ダイヤモンドダスト』ですね。


A:そう。10代の終わり頃からしばらく、なんか高校野球なんてクサいじゃん、ってかんじのハスに構えてた時期もあったんですけど、ある時期からまた、いいなぁって思うようになって。ガーって目指して、ダーッて負けて、うわーって泣いて、あんなふうにもう2度と生きられないもん(笑)。


Q:あっ泣いてる泣いてる。


A:だからもらい泣き大王なんですってば(泣笑)。



おまけ

日本酒
・土佐鶴 特別純米(高知)
・鶴齢 純米(新潟)
・最高峰 吟醸(福岡)
焼酎
・球磨焼酎大石 米(熊本)
泡盛
・どなん花酒(沖縄、与那国)
シェリー
・ティオペぺ(スペイン)
LAST UP DATE 2000.8.20