第8球
御好評につきインタビューシリーズ第2弾
『2000.4.22に関する自問自答』


Q・まずは反町隆史についてなんですが。

A・あのーもしかして、研音(注・反町隆史の所属事務所)の方ですか?

Q・いいえ、違いますけど。
A・じゃあマーキュリー(注・同じく所属レコード会社)とか。

Q・いーえ。
A・あーよかった。

Q・MCでさんざん言いたいこと言ったんで、ちょっとドキドキしてるんでしょ。
A・バレましたか。

Q・当たり前です。あんなに歌がヘタだヘタだって・・・
A・あっあっちょっと待って、言ってないって、そんなことひとこともいってないって。

Q・言ってるようなもんだったでしょうが。
A・で、でも、いい男だ、も連発したでしょ。

Q・そんなことあんたに言われなくたって世間はとっくに知ってんですよ。ま、それはさておき、反町くんに曲を提供することになった経緯からお願いします。

A・ハイ。今度反町くんが3枚目のアルバムを作ることになって、そのプロデューサーに私が昔一緒に仕事した中山氏が就任したわけです。ま、中山さんは反町くんのデビューの時からアレンジャーとして参加したり、ツアーではバンマスも務めてたんですけど、このたび満を持してプロデュースすることになって。それで、有名無名を問わず色んな人から曲を集めようと言う話の中で、私にも声をかけてくれたわけです。

Q・ふむふむ。

A・まあ、駄目もとで出してみようってかんじで1曲出したら、思いがけず御本人が気に入ってくれて、で、基本的に歌詞は本人が書くので曲だけって言う話だったんですけど、ほらあたしメロだけとか書けないし(笑)、勝手に歌詞つけて出したら歌詞も気に入ってくれて、ラッキー。

Q・その曲が、22日の3曲目に歌った『She is gone』なわけですね。

A・そうなんです。

Q・男子用の曲を書くのは初めてですが、どんなかんじでした?

A・うーん、歌詞に関しては、あたしの曲もともと一人称ない歌多いんで、あんまし意識はしなかったです。ただ、ライブのMCでも言いましたけど、思い浮かべる情景の中に反町くんを置きながらストーリーを作っていく妄想的楽しさと(笑)、あとサビに“なぜ世界は終わらない“って歌詞が出てくるんですけど、たとえば女と別れたくらいで“なぜ世界は終わらない“なんて、やっぱあの顔であの声で言ってくんないとなあみたいな(笑)。

Q・なるほどね(笑)。

A・プリプロのテープ聴いたんですけど、アレンジめちゃめちゃかっこいい!思わず中山さんに、あたしに歌わせて〜って言っちゃいました(笑)。歌もね、もう今更持ち上げるつもりもないんですけどね(笑)、単純に自分の歌が男の子の声で聞こえてくるっていう新鮮さもあったし、反町くんは声に存在感があるので、おーやっぱ迫力あんじゃん、てかんじでした。

Q・何はともあれ、仕上がりが楽しみですね。
A・はい。12月頃リリース予定だそうですので、楽しみにしててください。

Q・ところで本人には会えないんですかね。

A・そおなんですよ。一応チャンスは狙ってるんですけどねー。でも、近くで見たことあるんですよね。

Q・あれれ、そうでしたっけ。

A・3年くらい前かなあ、反町くんが『Forever』でデビューして、初ライブが渋谷のON AIR EASTであったんですね。ファンクラブの人オンリーみたいな結構プレミア的ライブで。で、あたしとマネージャーのアホアホはイベンタールートでまんまともぐり込んだんですけど、終演後、まあ中山さんにも挨拶したいしってかんじで居残ってて、無関係者のクセにちゃっかり乾杯のビールなんかも飲んじゃって、生反町もしっかり拝んで。

Q・そう言えばそうでしたねえ。

A・ラッキーってかんじで図々しく居座ってたら、そのうち全員で記念撮影ってことになって、なりゆきであたしとマネージャーも一緒に写真に収まってしまいました(笑)。

Q・ハハハ。
A・そしたらね、しばらくして反町くん写真展かなんかやったんですよね。それで、その会場でしか買えない限定版の写真集みたいのがあって、あたし中山さんに見せてもらったんですけど、真ん中に見開きで例の記念写真がどかーんて載ってて、しっかり写ってるわけですよ、無関係者が約2名、笑顔で(笑)。

Q・ハハハハハハ。
A・それ見た時は、ああ人の打ち上げで遊んじゃいけねーなーって、ちょっと反省しました(笑)。

Q・まあ、おそろしく一方的ではありますけど、縁浅からぬ反町くんということで、曲についてはリリースされてからまた詳しく伺いたいとおもいます。さてそれでは改めて、4月22日のライブについてですが。

A・いやー例によって長い前置きでしたねー危うく主旨を忘れるとこでした。

Q・全くです。反町ネタだけで、原稿用紙5枚も使ってしまいました。まずは、NESTは初めてでしたが、どうでした?

A・控え室がないのには、正直言ってまいりました(笑)ま、ファンの人たちはうれしかったかもしれませんけど(注・ロビーに当たるバーフロアの一角をカーテンで仕切って出演者控え室として使用。ただし、客席につながる通路部分はCDの即売カウンターのため仕切りがなく、「コンニチワ」状態だった)。

Q・参ったっていうより、びびりましたよね。

A・まあね(笑)。でも、手紙やお花を直接受け取れたり、カーテンぺろっとめくって友達がやって来たり、久々におおライブハウスだ!ってかんじでした。ステージ裏にちゃんと楽屋もあるんで、着替えとかはもちろんそこでしたんですけど、使い回しなんで、前の人のステージが始まったら楽屋に入れるっていうトコロテン方式も久々で楽しかったです。

Q・ステージに立ったかんじは?

A・スタンディングしか見たことなかったんですけど、お客で行った時は、ちっちゃい店だなあって思ってて、でも今回はありがたいことに早い時期に完売御礼になったこともあって、リハの時椅子が並んでるのを見て、あれ結構入るじゃんって思って。で実際たくさん入ってもらって、立ち見も脇の方まで一杯だったんで、ステージから見ると結構どわっと迫力ありました。天井低いせいもあったのかな、こう、みんなの気持ちが、マンガの吹き出しみたいに空間を埋めてて、おいなんかここすげー空気が濃いぞ、みたいな。

Q・確かに濃密な時間でしたね。

A・開演前に何人か話しかけてくれて、名古屋から来ました!とかね。あとでアンケート見て、他にも遠くから頑張って駆け付けてくれた人がたくさんいたんだけど、ステージから見て、あたし近眼だけどやっぱわかるのね、体って言うか、もう気持ちが前にのめっちゃってるってかんじ(笑)。
Q・順番もあったかもしれませんね。
A・そうですね、最後だったから。待ってたよーってかんじが伝わってきて、すげーうれしかったです。

Q・さて曲の方ですが、1曲目は『flower』。
A・ハイ。去年の12月のライブで初めて歌って、みんなのライブレポートとか見ても気に入ってもらえたみたいだったんで、イントロなしの歌から始まるし、1曲目はこれでいこうって決めてました。

Q・反町くん用の『She is gone』を含めて、新曲も3曲披露されました。

A・一応5曲って言われてて、『flower』以外はだいぶ悩みました。ライブってやっぱり、「あの歌またやってくれるかなー」って思いながら行くじゃないですか。そういう定番ソングって大切だと思うし、『ひとり』とか『名前の無い週末』とかやりたいなって思ったんですけどね。今回は新曲やりたい気持ちが勝っちゃった(笑)。

Q・なるほど。で『S』という新曲なんですけど、MCで、歌詞に出てくるらせんという意味のspiralのSと、シノハラのSと、他にも意味があるようなこと言ってましたが。

A・シオンのS。

Q・アーティストのシオンですか?

A・そう。’98年の秋頃かな、シオンが東芝に移籍してきたんですよ。それで、ファンクラブの人達と、社内スタッフや関係者用のコンベンションライブがあったのね。アコギとピアノと本人だったかな、アコースティック形式で5、6曲。あたしファンだから当然もぐり込んで、スタッフに混じって後ろの方で見てたんだけど、1曲目何だろうってどきどきしてたら、『俺の声』って言う曲で。これはシオンのデビュー曲で、あたしも死ぬほど好きな歌で、意表をつかれたっていうのもあったんだけど、とにかくシオンが歌い始めたら、涙がボロボロ出てきちゃって、まわりに知ってるスタッフ一杯いるのに(笑)うわーこまったぞーってかんじで。

Q・一体どうしちゃったんでしょう。
A・その頃あたしは、少々フクザツな気持ちで『magnolia』っていうアルバムを作り終えてて、自分のことがよくわかんなくなっちゃってた時期だったんで、自分で思ってる以上に参ってたんでしょうね。で、全然変わんないシオンを見て、うれしいやら、自分が情けないやらみたいなかんじかな。その時の気持ちがそのまま“低くかすれるその声が 相変わらずでうれしいよ”っていう1行目になりました。

Q・なんかせつないですね。
A・はあ。

Q・シオンの『俺の声』のワンフレーズは、実は『magnolia』のツアーブックレットのあとがきに登場してるんですよね。

A・“走り続けてきたが また一周しただけ”ってね。これに連なって、らせん階段っていう言葉も使ってます。

Q・じゃあ、あの時もう『S』は完成していた?
A・原型はね。ずーっとほっといて、最近になってすこし手を入れて、よし歌ってみようって形になりました。

Q・いろんな意味で忘れられない歌ですね。
A・そうですね。あの時シオンの歌を聴いて、おいあたし情けないぞっていうのもあったけど、ああ歌に戻りたいよってすごく思ったのね。もう戻れないかもしれないとも思いつつ、もう1回、歌っていうか、言葉に戻りたいってすごく思ったこと覚えてる。

Q・あれから1年半くらいたちますけど、戻れました?

A・どうでしょうね(笑)。でも、戻るも戻らないも、どのみち今は歌しかない状態ですから。

Q・結局、らせん階段だと。

A・バレましたか。


Q・当たり前です。えーラストは『Life is a Traffic Jam』。

A・それこそ『ひとり』とかで、どっぷりずっぽり終わるっていうのもあったんですけど、なんか気分的に最後はがちゃーんと終わりたくて。

Q・弾き語りで歌うのは初めてですよね。

A・ハイ。でももともとああいうルーズなビートをイメージしてた曲だったんで、あたし的には違和感はなかったです。

Q・次回は5月27日ですが、また新曲の予定はあるんですか?

A・まだメニューは全く考え始めてないんですけど、単純に新曲はあります。ただ、こないだの3曲もそうでしたけど、新曲はどうしても歌い込みが足りないかんじになるので、ま、そのへんも考えつつ決めて行くつもりです。

Q・では最後に、ファンの皆さんにひとこと。
A・えーまず4月22日に関しては、さっきも言いましたけど、遠くからとか頑張って来てくれて、ほんとにありがとです。最後時間がなくてサインし切れなかった人達、ごめんね。今回来られなかった人達も、今年はこまめにライブやれそうなんで、東京しかなくて悪いんだけど、このHPをしっかりチェックして、次の機会を狙って おおおっ宿敵ヤクルト伊藤智仁から代打江藤満塁アーチ!!!しかし清原、江藤続けて代打に使う長嶋采配、まさしくバットが札束に見えてくる史上最強の感じ悪いこれでもか攻撃、なんとも良い気分じゃのう、わははは。

Q・あのーインタビューの方は。
A・あっすいません、つい。えーっとどこまで言いましたっけ、あっ今回来れなかった人は次頑張ってねと。ま、新曲もどんどんやるんで、欠かさず見られるといいんですけどねー。

Q・あんたも感じの悪さじゃ巨人といい勝負ですね。それはプレッシャーですか。
A・バレましたか。

Q・当たり前です。

A・あと、お花や手紙ありがとう。ライブの次の日、二日酔い状態でお花の世話をするのが、ほとんどマゾ的快感になりつつあります。あっここからはひとり言です。各地の銘酒の在庫が底を尽きかけています。大ピンチです。


Q・それは催促ですか。

A・バレましたか

Q・当たり前です。このやりとりもいい加減飽きちゃいましたね。

A・次回は別なの考えますか


Q・まだやるんですか、このシリーズ。

A・しょうがないでしょ、誰もインタビューしてくんないんだから。


Q・そう言えばなんかインディーズのアーティストをプロデュースしたらしいじゃないですか。

A・はあいやそのまあなりゆきで・・・

Q・自分の面倒も見らんない人が、人の面倒なんて見られるんですかあ。

A・いやまあ皆さんのお情けにすがって・・・

Q・柿島くん経由で話が漏れ始めてますから、公式声明お願いしますよ。

A・ハイ、近々必ず。

Q・ああ疲れた。そろそろ終わりますか。

A・ええ、巨人も無事勝ちましたし・・・


Q・かんじわるいですね。

A・バレましたか。


Q・もう飽きたってば。

LAST UP DATE 2000.5.10