『桜花繚乱』
2007年4月25日リリース
1.rainbird
2.pulse
3.bouqet toss
4.灯をともそう
5.ナイーヴ
6.一瞬でいい
7.笑顔
8.永遠を見ていた
9.countless
10.春色
全作詞/篠原美也子
rainbird
また恋をした
懲りないんだ いつまでも
また始まった
わかってるんだ いつも
もう恋なんて
決めたのに 心は
また走り出す
行くあてもないのに
ちょっとだけうまくいって
何となく胸が騒いで
空に一瞬触れたあの日もそうだった
同じように 胸を張って
同じように 希望に満ちて
同じドアをくぐっている
そして 同じように 夢を見る
今 晴れ渡る
青空を横切って
ほら 雨を告げる
あの鳥が見えた
今度こそ きっときっと
そんなわけないじゃない
差し出された手に触れたあの日もそうだった
同じように 揺れながら
同じように 不安隠して
同じ朝を待ってしまう
そして 同じように くり返す
どうしてここにいるの
どうしてあきらめないの
理由も答えもひとつもないけれど
同じように 胸を張って
同じように 希望に満ちて
同じドアをくぐって行く
そして 同じように 夢を見る
また恋をした
懲りないんだ いつまでも
まだ信じてる
わかってるんだ だけど
pulse
あなたにしてあげられることがあるならどんなことでもするよ
欲しいと言うならあの月さえ今すぐ届けてあげたいんだ
あなたを傷つけるすべてから守ってあげられはしないけど
もし笑ってくれるならあたしはどんなピエロにもなれるよ
点滅してる信号 この街の脈拍
フルスピードで願いをかけた
だからどうか だからどうか そこにいて そして
いつの日か いつの日か 気付いて
今は雨に打たれても
ひとりじゃないから淋しいんだ ひとりじゃないから傷つくんだ
太陽が冷たい朝もあって 闇があたたかい夜もあるんだ
かすれた声で道を尋ねて結局余計に迷ったけれど
大事な出会い重ねた ひとりじゃない もうひとりにはなれない
点滅してる感情 ここは名も無い戦場
フルボリュームで祈りを込めた
だからどうか だからどうか 生きていて そして
いつの日か いつの日か 気付いて
今は朝が見えなくても
あなたにしてあげられることがなんにもなくてもあたしは
ふたつしかないこの手で出来ること全部しようとする
あなたに届けられる言葉がなんにもなくてもあたしは
ひとつしかない心であなたを思う
だからどうか だからどうか そこにいて そして
いつの日か いつの日か 届けてみせる 愛の歌
思い出して 希望のように 絶望のように 朝は来る
今はただ 止まない雨に肩をぬらしても
耳をすまして
bouquet toss
花嫁のブーケ 空を横切って
歓声が上がり みんな手を伸ばす
なぜだろう私は手を伸ばせずに
慣れないヒールに体が揺れた
あいつもついに落ち着いたねって
白いドレスにみんな目を細める
元気そうだね どうしていたの
お決まりの挨拶 ふと身構える
夢を追っていて素敵ね 頑張っているね
誰も言わないその続き
耳をふさいでも聞こえてくる
そろそろじゃないかと声がする
もういいんじゃないかと肩を叩く
その手を振り払う力がないこと
自分自身がいちばんよく知ってる
あの頃みんな 水に映る月を
いちばん先にすくいたくて競い合った
誰かのように生きて行くなんて
信じられないと朝まで話した
ひとりまたひとり 声が途切れて
気が付けばいつかただひとり
戻れない道に立ち尽くして
気楽でいいねと声がする
甘えてるだけだと吐き捨てる
愚かさを誇れる時代じゃないこと
自分自身が誰よりよく知ってる
花嫁のブーケ 手にしたひとは
次に幸せになれるという
やっぱり私はブーケじゃなくて
その先の空に手を伸ばしていたい
あとどのくらいだと声がする
意味などなくても明日は来る
この手を伸ばしたあの空に 何もないなら
それを見に行くんだ さあ胸を張って
心のゆくえを追いかけて 見失って
迷いながら明日を待つわけを
自分自身がいちばんよく知ってる
灯をともそう
もう秋は深くて
日が落ちると風は気が早くて
頬がつめたい
もう今日は疲れた
言いたくもない相づちばかりで
笑顔がはがれない
ポケットに手を突っ込んで
100円ライター 空にかざす
灯をともそう 暗闇に 灯をともそう
空から見たら星みたいに見えるように
もう夜は深くて
忘れ果てたあの歌のように
束の間やさしい
ポケットの手をどれだけ
握りしめても つめたいから
灯をともそう 心にも 灯をともそう
海から見たら灯台みたいに見えるように
見えづらいのは暗闇のせい? それとも
歩きづらいのはあたしの足のせい?
せめて 灯を
灯をともそう 暗闇に 灯をともそう
灯をともそう 心にも 灯をともそう
誰かが見たら道しるべだと思うように
灯をともそう
ナイーヴ
見るともなく見上げた路線図には
降りたことない駅の名が並んでいる
吊り革の向こうの窓越しに
見慣れている それなのに見知らぬ駅
多分決して降りることないドアの向こう側に
誰か待っている気がして 急に胸が騒いだ
そんな風に数知れぬすれ違いをくり返して
それでもそれぞれの出会いや別れで手一杯で
振り返るひまもなく愛し合って憎み合って
そしていつか大切なたったひとりと出会って行く
何となくめくった旅の雑誌
見たこともない青い海 広がってる
楽園へようこそ 白い文字
名前だけ知っている 見知らぬ海
その冷たさに その深さに 触れることはない
それでいいと思ってたのに 淋しさに戸惑った
そんな風に人知れずあこがれを胸に抱いて
きっと叶う日が来ると理由もなしに信じていた
いつの日かいつの日か思ったまま時は経って
そしていつか平凡を漂う大人になっていた
見るともなく見上げた空は
見たこともない夕焼けの色に染まる
限りある大切な時間の中
出会うはずの人や場所 あとどれくらい残っている?
こんな風に名も知らぬ偶然に出会うたびに
ほんのちっぽけな今日が突然光を放つから
嘆いてるひまはない たどり着いてドアを開いて
そしてみんなそれぞれの行くべき場所を目指して行く
きっといつか きっといつか 祈るように 叫ぶように
そして今日も大切な願いや希望とともに行く
一瞬でいい
急に新しい靴が欲しくなる
それも履いたことないようなハイヒール
だとすればそれに似合う服を買わなくちゃ
クローゼットの前で溜め息ついた
変わりたいわけじゃなくて
変われるはずもなくて
それはそれ いつもあたしはあたし
I know I know わかってるけど
一瞬でいい
髪をうんと短く切りたくて
似ても似つかないジーン・セバーグみたいに
やりたきゃやればいいさとあなたは笑う
出来るはずないって思ってるでしょ
飛び出したくて いつも
突き抜けたくて いつも
だけどほら結局あたしはあたし
I know I know わかってるけど
一瞬でいい
その強さを その笑顔を
そのやさしさを その美しさを
一瞬でいい
素顔のままでいいよと言われるたび
余計不安になってしまうのはなぜだろう
鏡に映る自分を好きになりたい
何も飾らない 心のままで
変わりたかった いつも
愛されたかった いつも
そしてほら結局あたしはあたし
I know I know わかってるけど
生まれ変わる
そんな夢を見るんだ
時々目を閉じて
目覚めたら今日もいつものあたし
You know You know わかってるでしょ
一瞬 夢を見るんだ
笑顔
もっと泣いたりすればいいのに 何でも言えばいいのに
笑顔ばかりじゃつらくなるのに 素直になればいいのに
もっと頼ってくれていいのに わがまま言えばいいのに
いつもあなたを見つめてるのに こんなにそばにいるのに
幾つもの夜を越え 迎えに行くのに
どこまでも 遠くても すぐにでも
何を夢見て 何に敗れて
そんなに笑顔が増えても それでも
何を許して 何を信じて
あなたはひとりで それでもひとりで
もっとやさしくなっていいのに あなたのままでいいのに
わざと傷つく言葉選んで ひとりになろうとしてる
いつの日かたどり着く たったひとつの朝
ひとりずつ ひとりずつ 待ち続ける
幾つもの夜を越え 迎えに行くよ
どこまでも 遠くても すぐにでも
だからいつでもここでこうして
あなたの笑顔の行方を見ている
何を夢見て 何に敗れて
そんなに笑顔が増えても それでも
朝に恋して 夜を歩いて
あなたはひとりで それでもひとりで

永遠を見ていた
遠ざかる後ろ姿 見えなくなるまで手を振った
あれははるか遠い春 制服最後の日
またきっと必ず会おうと何度も約束しながら
お互いの肩越しに新しい世界を見てた
変わりゆくものを恐れながら
変わって行く景色に胸が騒いでた
見えない明日を未来と呼んで
見えないから見えた希望を抱いて
はかなく風に散る花さえも
祝福のようで 胸を張った
今遠ざかる後ろ姿 呼んでも答えは返らない
あれは今の自分自身 見知らぬ人のようで
気付かないうちに恐れている
変わって行く景色にまぎれ失うことを
見えない明日の不安の中で
見えないもの今も信じたいけど
見送るしか出来ない春が
あと幾つ過ぎて行くのだろう
遠ざかる後ろ姿 ほんとうは誰もがわかっていた
あれは二度と戻れぬ春 あの時確かに 永遠を見ていた
見えない明日を未来と呼んで
見えないから見えた希望を抱いて
失うこと恐れなかった
あの頃のように 胸を張った
見えない明日の不安の中で
見えないもの今も抱きしめて
咲き誇りながら散る春が
祝福のように 風に舞った
countless
見てるだけです ただ見てるだけです
何にもしようとしないで
見てるだけです ただ見てるだけです
何にも見ようとしないで
目を閉じなくても ここは深い闇
何もしなくても 責められない檻
見ていません 何も見ていません
誰かが聞いたら答える
聞いていません 何も聞いていません
痛みも 悲鳴も 絶望も
手を出さなくても すでに深い傷
何もしなくても 結末は同じ
こらえても こらえても あふれてしまうから
古い歌口ずさんで 空を見上げて歩く
数えても 数えても 足りないこの手では
世界中を埋め尽くす星 満天の悲しみ
消えて行く ほらまたひとつ
眠りに落ちて行くように
産まれてくる ほらまたひとつ
無言の涙をこらえて
罪は次々と形を変えて行く
罰はぼんやりと傍観者のまま
あふれても あふれても 忘れてしまうから
唇が切れるほど噛みしめてみたけれど
何ひとつ 何ひとつ 出来ることなどない
空いっぱいこぼれそうな星 満天の痛み
見てるだけです ただ見てるだけです
何にも見ようとしないで
聞こうとしないで
感じようとしないで
こらえても こらえても あふれてしまうから
古い歌口ずさんで 空を見上げて歩く
あふれても あふれても 忘れてしまうから
唇が切れるほど噛みしめてみたけれど
数えても 数えても 足りないこの手では
世界中を埋め尽くす星 満天の悲しみ
春色
花が咲いたよ ほら見てごらん
春が来たよ ほら見てごらん
すべての命が目を覚まして
色を取り戻すんだ ほら見てごらん
花が散ったら 緑の葉が
雨を越えて 夏を目指し
まぶしい陽射しに疲れた頃
秋風が金色の魔法をかける
束の間すべてを包むように
やがて降り積もる雪 街を染める
色を取り戻すまで 白く染める
ここにいるよ ほらいつでも
春が来たよ さあ手をつなごう
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