『magnolia』
1998年11月6日リリース

1.E.T.
2.死にたいほどの夜
3.LIKE 17
4.淋しいのは
5.Call
6.ガラスの靴
7.Life is a Traffic Jam
8.あの角を曲がって
9.Boxer
10.Still

全作詞/篠原美也子


E.T.

もう全部 放り出して
さあ今すぐ 部屋を飛び出そう
そう全部 やりかけたままで
とりあえずは 自転車に飛び乗って

走れ

青い風を切って行こう
ハンドルさばきあざやかに

あぁいつか見たあの映画のワンシーンみたいに
あぁ満月を横切って悔し涙が涸れてしまうまで

もう全部 どうでもよくて
誰にも今は 会いたくないから

飛ばせ

渋滞を追い越して
今日も明日も振り切って

あぁいつか見たあの映画のワンシーンみたいに
あぁ満月を横切って悔し涙さえ味方に出来るまで
あぁいつの日かあの映画のワンシーンみたいに
あぁ満月を軽々と越えて
こんな夜を笑い飛ばせるまで 走れ
悔し涙が乾くまで 走れ
走れ



死にたいほどの夜

負けそうな時に限って 悪い夢ばかりがよぎる
打ち消す言葉力なく 気持ちは沈んでく あぁもう
何もかもを放り出して どっか遠くへ逃げ出したい
出来そうもないことばかり いつも夢見てる

高く 高く 高く 飛んで行きたくて

死にたいほどの夜に 泣きたいほどひとりで
あふれてくる思いを ふるえながら抱いてた じっと

飛べそうな時に限って いきなり足をすくわれる
ままならないのが人生 仕方ない仕方ない

だけど 高く 高く 飛んで行きたくて

死にたいほどの夜に 泣きたいほどひとりで
あふれてくる思いを ふるえながら抱いてた ずっと

駄目になって 弱気になって 情けなくて 悔しくて

死にたいほどの夜に 泣きたいほどひとりで
あふれてくる思いを ふるえながら抱いてた
死にたいほどの夜に こわれそうな自分は
世界でたったひとりの 敵と味方なんだね きっと
ずっと



LIKE 17

あたしたちはまるで17才のように
夜が明けるまで話をした
あたしたちは短い永遠の中で
遠い夢の話をした

Like seventeen
戻れない日々はなぜ
あんなにきらきら光って

いつまでも いつまでも いつまでも
このままでいようって約束した
あの遠い春 わかってた 何ひとつ
このままでいられないこと
心のどこかで

あたしたちは長すぎる一瞬を重ね
こんなに遠い所へ来た
そして今夜まるで愛し合うように
愛されたい人の話をした

Like seventeen
変わってくわけじゃない
すべてはただ流れ去って

いつまでも いつまでも いつまでも
手を振って季節を見送ってた
Like seventeen いつまでも いつまでも
忘れずにいたいと思った
遠い春

あたしたちはまるで17才のように
夜が明けるまで話をした
あたしたちはまるで17才のように
17才のように
17才のように



淋しいのは

あたしたちもう終わりかな?
黙ってないで 何か言って
渋滞の環七通り
工事ランプ 黄色く光る

最近あぶないなって
思ってたよ だけどきっと
まだきっと何とかなる
思ってたんだ 聞いてる?

声が言う 手遅れかな?
心が言う きっと間に合う

ケンカして顔も見たくなかったり
疲れててやさしく出来なかったり
別々にいることも多かった
さよならになって初めてわかった
淋しいのはひとりでいることじゃなくて
ひとりになることなんだね

あたしたちもう終わりだね
おかしいね なんかもっと
劇的かと思ってた
あっけないね ねぇ?

声が言う 何か言って
心が言う 何も言わないで

週末を互いの部屋で過ごしたり
晴れた日は自転車に乗ったり
何気ない時間が好きだった
さよならの意味がやっとわかった
淋しいのはこれから何があってももう
ひとり

ケンカして顔も見たくなかったり
疲れててやさしく出来なかったり
別々にいることも多かった
さよならになって初めてわかった
淋しいのはひとりでいることじゃなくて
ひとりになることなんだね



Call

会えない日々の淋しさを忘れるために
漂うように流れて行く毎日を忙しいふりして

会いたい気持ち押さえかねてかける電話は
いつもなんだかぎこちないし それよりも
今夜は静かに

あなたを感じていたい 夜をつないで
I call your name 言葉を越えて
遠いあなたを思った

見えないものを追いかけては唇かんで
余計背中を伸ばしている その肩を
抱いてあげたくて

ほんとうはとても弱くて とてもやさしい
あなたが聞こえてくる
風にさからうその姿に 耳をすまして

I call your name.Can you hear me?
I call your name 風にさからい 言葉を越えて
あなたが聞こえてくる 今思いが届く

そばにいる時よりも確かに



ガラスの靴

ねぇもう何をしても無駄なこと
ほんとうはとっくに知っているんじゃないの
あぁ空が粉々に砕けて
心に降りしきる

傷だらけのガラスの靴は それでもまだ待ってる
あなたを

ねぇもう待っていても無駄なこと
認めてしまうのが恐いだけ
あぁみんな生まれた時から
片方失くしてる

傷だらけのガラスの靴は 胸の奥で待ってる
夜明けを

悲しみを受け入れることは
強さか弱さか 答えて

傷だらけのガラスの靴は 胸の奥で光ってる
あなたを待って 夜明けを待って
祈るように光ってる 光ってる



Life is a Traffic Jam

街のあちこちでまた クラクション響いて今日が始まった
わかってるってうるさいなもう 言いたい気持ち押さえて歩いてる

いつかきっと 追い越してやる

なんだかんだ人は遠くから いつも言いたいことを言うけれど
あたしはあたし 目の前に続く道をただ行くだけ
今日も明日もきっと人生は 抜け道など無い大渋滞
クラクション聞きながら口笛を吹いて

街のあちこちでほら 順番待ちの列 欲しいものは何?
クレームは受け付けません 夢も希望も並んで手に入れなくちゃ

いつかきっと 追い越してやる

なんだかんだ人は遠くから うまい話持ちかけるけど
あたしはあたし 寝不足の目をこすって駅へ向かう
今日も明日もきっと人生は 赤信号だらけの大渋滞
クラクション聞きながら鼻歌うたって

街のあちこちでまた クラクション響いて今日が始まった
あとどのくらい待つの? 名前呼ばれるまでどのくらい?

なんだかんだ人は遠くから いつも言いたいことを言うけれど
あたしはあたし 目の前に続く道をただ行くだけ
今日も明日もきっと人生は 抜け道など無い大渋滞
クラクション聞きながら口笛を吹いて

Life is a Traffic Jam
Life is a Traffic Jam
But we have to go,so I have to go



あの角を曲がって

叶わぬ思いと知っていて今夜どうしても
あなたに思いを伝えたくて 呼び出した

あの角を曲がって もうすぐあなたはやってくる

何て言おう どんな風に どんな声でこの気持ちを
伝えたら届くだろう あなたまで届くだろう

今までのことも これからのことも今は
何もわからない ただ伝えなきゃどうしても

かるく息を切らし もうすぐあなたはやってくる

どんな時も気が付くと あなたのこと思っていた
風の中で 人の中で あなたのこと思っていた
何て言おう どんな風に どんな声でこの気持ちを
伝えたら届くだろう あなたまであなたまで

あの角を曲がって 手を振るあなたが見えた



Boxer

テンカウントが鳴り響いてる
20世紀の頭の上で
腐り始めた街には甘い香り漂う

希望の歌はなんてむなしい
誰もがみんな気付き始めてる
遊び疲れた夜明け あたしはまるで
瀕死のボクサー

ああ生きているとか死んでいるとか
もうどうでもよくて

テンカウントが鳴り響いてる
20世紀の頭の上で
暴かれて行く街では誰もがまるで
瀕死のボクサー

ああ幸せだとか不幸せとか
もう誰もわからない

ただ体が揺れて どうしようもなくて
疲れた拳で明日へのドアを叩いて

ああ生きて行くんだボクサー ふたつの拳で
頼りない未来へ
さあ生きて行くんだボクサー ふたつの拳で
頼りない未来へ 未来へ



Still

気付かないうちに 余計な荷物が
部屋を埋めて行くから
必要なものと 大切なものの
境界線がぼやけてく

ほんとうに欲しいものを 抱きしめたことあったかな?

リセットボタンで やり直せたなら
どこへ戻って行こう
やりたいことより やり直したいこと
増えて行くのはなぜだろう

心から欲しいものに ぶつかったことあったかな?
あきらめて 背中向けて
このまま終わってくなんて やだ

気付かないうちに 余計な気持ちが
心を埋めてしまうけど

ほんとうに欲しいものを 手探りでも探しに行こう
ここからまた始まる あらゆる日々を引き受けて

I still haven't found what I'm looking for
長すぎる夢でも

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