プラネタリウム

ニセモノの星なんて興味ないよ
あなたは素っ気なくつぶやいて
私が誘ったプラネタリウムはあっさり却下された

本物の星なんて見えやしないよ
どんなに晴れても都会の空じゃ
そんなことないよって不満そうだったあなたを覚えている

あれからもう1年 あなたは遠い街へ行った
私はひとりわけもなく ニセモノの星を見に来たよ

見えなくてもいいんだ そこにちゃんとあるんだ
あふれるほどの 抱え切れないほどの
願いを背負った星たちが
見えないだけなんだ いつもちゃんとあるんだ
心の目を開けばほら輝いてる 変わらぬ思い
今でも

たまに会うくらいがちょうどいいよ
電話だといつも強がっては
淋しいとどうしても言えなくてただ夜空を見ていた

あなたの住む街まで 星をたどって行けるかな
私はひとりあてもなく ニセモノの星に願いをかける

見えなくてもいいんだ ここにちゃんとあるんだ
くるしいほどの 伝え切れないほどの
願いをつなげる星たちが
会えないだけなんだ いつもちゃんとあるんだ
雲に隠れていつしかほら見失ってる やさしい思いが
見えなくてもいいんだ
見えないだけなんだ
心の目を開けばほら輝いてる 変わらぬ思い
今でも